社会貢献のロールモデルをつくるメディア、ココカラアースの魅力に迫ります。

社会貢献に関わる人のストーリーに焦点を当てたメディア、COCOCOLOR EARTH(以下、ココカラアース)。
 
今回は、そのココカラアースを立ち上げ、代表として運営している吉田さんにインタビューを実施。
 
ボランティアを職業にする人』というキャッチコピーで活動している吉田さんですが、そのコピーに秘められた想い、そしてココカラアースを通じて伝えたいことを聞いてみました。
 

吉田 宏輝
キャッチコピーは『ボランティアを職業にする人』。
“社会貢献を仕事に”を広めるために、社会課題に特化したインタビューメディアCOCOCOLOR EARTHの代表を務める。
2020年11月にクラウドファンディングに成功。

 

ココカラアースとは?

吉高
まず、ココカラアースでは、どういった活動をされているか教えていただけますでしょうか?
 
吉田さん
ココカラアースでは、社会活動に関する2つの活動をしています。
 
1つが、社会活動家にインタビューして、その人のキャリアや、今やっていることを取り上げさせていただくこと。
 
そして、インタビューさせていただいた社会活動家に登壇していただくイベントの主催もやらせていただいています。
 
吉高
ココカラアースさんのインタビュー記事をいくつか拝見させていただきましたが、すごく面白い人生を歩んでいる方が多いのが印象的でした。
 
こうやって、社会活動家の活動に焦点を当てたメディアは面白いですし、素晴らしい活動だと思うのですが、そもそもなぜココカラアースのようなメディアをやられているのでしょうか。
 

ショックすぎた現実が原動力となった


 
吉田さん
ココカラアースを通じて、社会活動家という生き方を増やしていきたいなと思ったんです。
 
なぜそう考えるようになったのかの経緯は、中学校時代にまで遡ります。
 
当時サッカーをやっていたのですが、腰の疲労骨折で、練習ができなくなった時期がありました。その時は本当にやることがなくて、小説などいろんな本を読み漁っていたのですが、中学生ながら自己啓発本なんかも読んでいました。
 
その中で、経営者の生き方ってかっこいいなと感銘をうけまして。
 
その時から私の夢は、経営者になることでした。そうして高校に進み、大学生になって経営の授業も受けていたのですが、授業を受けているだけでは経営者になれないと考える自分がいたんです。
 
授業だけでは難しいと考え、実際にどんなものか、経営者に会ってみようと思いました。
 
で、経営者に会うと、なんか違和感が出てきたんです。「あれ、これやりたいことじゃないな」って。なんていうんでしょう、お金を稼ぐだけじゃ、つまらないなって思ったんです。
 
せっかく働くなら、誰かのためになることがしたい。そんな想いを持った私が、たどり着いたのが社会貢献活動でした。
 
吉高
そういう流れだったんですね。でも、社会貢献活動を直接やるという選択肢もあった中で、そういう人を取り上げるココカラアースを作ることを選択したのはなぜなんでしょうか?
 
吉田さん
ココカラアースを通して、社会貢献に関わる人が増えるように、そのハードルを下げようと思いました。
 
と言いますのも、当時は知識不足もあり、社会貢献といったらボランティアとかNPOのイメージしかなかったんです。
 
そして、そういう方に話を聞いてみると、みなさんお金を全然もらっていないことがわかりました。皆さんすごくいい人で、素晴らしい活動をしているのにもかかわらず、平均年収を下回る給料しかもらってなかったんです。
 
それってどうなんだろうって思いました。
 
と同時に、私も勉強していくと、社会活動をしていて平均年収以上貰っている人がいることもわかりました。
 
ただ、多くの人は私と同じように、『社会貢献=お金にならない』というイメージを持っていると思うんです。それでは、どれだけ想いがあっても、社会貢献に踏み出すハードルはめっちゃ高いなって。
 
でも実際に平均年収以上稼げている人もいる。
 
じゃあ、何が必要かって考えた時に、そうやって社会貢献をしながらでも稼げることを、みんながもっと知ったら、社会貢献に携わる人が増えるのではないかと思いました。
 
だから、社会貢献をしたいと思う人がロールモデルを探せるように、ココカラアースを通して紹介しています。
 
吉高
やっぱりロールモデルがいないと、イメージが沸かないですし、社会貢献に一歩踏み出すことも難しいと思うので、すごく意義のある活動だと思います!
 
そのように、ココカラアースでロールモデルとなる人を紹介していると思うのですが、コンテンツを通して伝えたいことはなんでしょうか?
 

インタビューを通して、気付いたことはシンプルだった。


 
吉田さん
大きく3つあります。

  • 原体験はいらないということ
  • スキルは後から身につくんだということ
  • 全ての仕事は社会貢献しているということ

吉高
興味深そうです。詳しくお聞かせ願えますか?
 
吉田さん
はい、1つずつ話していきます。
 

原体験はいらないということ

吉田さん
よく、強烈な原体験がないと、こういった社会貢献活動はできないと思われていると考えています。実際に、私もその1人でした。
 
ただ、いざ社会活動家の話を聞いてみると、その方自身に強烈な原体験がなかった人もいたんです。それも半数ほどでした。
 
だから、社会活動を行うには、強烈な原体験が必要だという意識を、ココカラアースのコンテンツを通じて変えたいと考えています。そうすることで、より多くの社会活動家が増えると信じているからです。
 
吉高
確かに私自身も、社会活動をされている方は、強烈な原体験を持っているイメージでしたので、それは意外な事実でした。
 

スキルは後から身につくんだということ

吉田さん
あとは、スキルは後から身につくから、まずは『やりたいことを見つける方が重要じゃないか』ということですね。
 
よく、何をやっていいかわからないから、動画編集だったり、プログラミングを学び始める方がいるかと思います。
 
もちろんこれは素晴らしいのですが、社会活動家の方は、やりたいことを追ってるうちに、必要なスキルを身に付けた方が多かったです。緊急性に迫られてるから、より学習に身が入りますし、スキルに関しては正直いうと、後からどうにでもなると思うんですよ。
 
吉高
確かに、必要性がわからないと、学習していても、はかどらないですもんね。
 
吉田さん
本当にそう思います。私も最初は、スキルを身に付けることが先だと考えていたので、よくインタビューの際にも、「必要なスキルはなんですか?」って聞いてたんです。
 
でも、皆口を揃えて、「スキルはあとからついてくるから、やりたいことを探す方が先決だよ」と言うんですよ。
 
それで、「必要なのはスキルではない」という答えがわかったので、今ではその質問をすることはなくなりました(笑)
 

全ての仕事は社会貢献しているということ

吉高
確かにスキルは身に付けられますけど、それを動かす原動力は探すしかないですもんね。
 
吉田さん
そう思います。
 
あとは、捉え方次第で、全ての仕事は社会貢献をしていることも伝えたいです。
 
私も以前はそうだったのですが、NPO・NGOの非営利組織やJICA、国連などの国際機関でしか、社会貢献はできないと考えてました。
 
ただ、他の会社が社会に貢献してないかと言えばそんなことはないと、今は思ってまして。
 
よく考えれば、社会に何かしらの貢献をしているから、お金は回ってくるんだと思うんです。だとすれば、全ての会社は大なり小なり社会に貢献していることになります。
 
吉高
確かに、その視点で言えば、全ての会社は社会貢献してますし、結局は自分の捉え方次第というのも納得です。
 
吉田さん
はい。なので、私は今大学4年生を休学しているんですけど、実は就職をしながらココカラアースをしようと考えています。そして仕事の中でも、業務改善に興味がありまして。
 
と言いますのも、人間は時間にゆとりが生まれたら、ボランティアのような社会貢献をするか、スポーツやゲームを楽しんだりといった娯楽を楽しむかの二択しかないと思うんですよ。
 
だから、直接的に『業務改善=社会貢献』とは結びつきにくいですが、少しでも人々の生活に余裕を生んで、間接的にボランティアなどの社会貢献をする人を増やすことも、一種の社会貢献じゃないかと思っています。
 
なので、社会貢献という人がつけたラベルに惑わされるのではなく、自分にとっての社会貢献は何かを定義することの重要性を伝えていきたいです。
 

社会貢献を子どもの憧れに

ココカラアース吉田宏輝さん
 
吉高
ボランティアをする人口を増やすためには、人々の時間を生むことが必要で、そのために業務改善に取り組みたいというのは、すごく面白いですね。
 
では、最後になりますが、今後の展望をお聞かせいただけますでしょうか?
 
吉田さん
ココカラアースの活動を通して、社会にいいことをしている人が増えたらいいなと考えてます。
 
そのためには、社会にいいを仕事にできる社会が必要ですし、社会貢献をしようと考えた時にできる仕組みが重要だと思うんです。
 
そうすれば、社会貢献ができない理由がなくなると思います。
 
新卒にはできないとか、お金持ちじゃないとできない。そんなことで想いを止められず、様々な社会貢献の形をいろんな人が実現できていれば、これほど嬉しいことはありません。
 
今は、スポーツ選手やYoutuberが小学生がなりたい職業の上位を占めていますが、社会貢献や、ボランティア、NPO職員がなりたい職業の上位に食い込む日を夢見ています。
 
吉高
そうなれば社会は大きく変わりそうですね。
 
社会がよくなるための活動、私たちも応援しております。今日は、貴重なお話しをありがとうございました。
 
吉田さん
こちらこそ、ありがとうございました。
 

ココカラアースを見る

編集後記
社会貢献を始める一歩を踏み出すためのロールモデルを紹介してくれるメディア、ココカラアース。今回は代表の吉田さんに、その活動に伺ってみましたが、いかがでしたか。
 
捉え方次第で、業務改善も社会貢献に繋がるとおっしゃっていたのは、社会貢献に対する考え方を、大きく揺さぶられたのではないでしょうか。
 
また、最近実施したクラウドファンディングでは、目標金額を無事達成。
 
活動の幅を広げるために、来年4月を目処にNPO法人化も考えているとのことでしたので、今後の活躍にますます期待がかかります。
 

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。
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