ESGブランディング| 先進企業が行っている3つのことを解説

2021.07.30
環境・社会・企業統制を意味するESGが、持続可能性が叫ばれる近年大きな役割を果たすようになりつつあります。 また、企業に求められるのは、ESG経営もそうですが、いかにそれを発信し、ブランディングに活かすのかという視点です。 ESGブランディングと呼ばれたりもしますが、今回はESGブランディングの重要性から、具体的に先進企業はどのように取り組んでいるのかを紹介します。 ぜひ、御社のESG経営に関してステークホルダーとコミュニケーションを取る際に参考にしてただければと思います。

ESGブランディングとは?

ESGブランディングとは、ESGに取り組む企業として認知してもらうためのブランディングこと。
 
ESG投資やESG経営が注目を浴びる中、自社の取り組みの認知を適切にステークホルダーに広げるためには、積極的に発信することでブランディングをしていく他ありません。
 
具体的にどのようにブランディングに取り組めばいいのかを話す前に、なぜESGブランディングが重要かに関して、見ていければと思います。
 

ESGブランディングが重要な理由

ESGブランディングが重要な理由は、ESG投資に集まる金額が年々増えているためです。
 
「Bloomberg」によると、ESG投資額はこれまで毎年15%の成長を見せており、その傾向から、2025年には、全投資額の3分の1を超える53兆ドルに昇ると見られています。
 
SDGsが世界共通の目標となっている今、このトレンドは世界的に続くと考えられ、その投資額を自社に呼び込むためにも、ESGブランディングを積極的に行っていく必要があるのです。
 

具体的なESGブランディング事例

ESGブランディングにはコンテンツマーケティングの考え方が重要
 
ESGブランディングは重要ですが、具体的に如何にブランディング施策を実施すればいいのでしょうか。
 
海外、日本のESG先進企業を見てみると、ある共通のパターンが見つかります。
 
それは、オウンドメディアでの発信、Youtubeでの発信、SNSでの発信です。ここでは事例も交えながら、解説していきます。
 

オウンドメディアでの発信

多くのESG先進企業が取り組んでいるのが、オウンドメディアでの情報発信。
 
トヨタのトヨタイムズ、ユーグレナのサスティナブルタイムズなどが例に挙げられます。
 
トヨタのトヨタイムズでは、トヨタに関するあらゆるコンテンツを発信していますが、水素自動車や脱炭素への取り組みなども発信しており、サスティナビリティへの取り組みが伝わります。
 
また、ユーグレナのサスティナブルタイムズでは、「人」「社会」「生物」「テクノロジー」など切り口でサスティナビリティに関するコンテンツを発信。
 
中でもユーグレナプロジェクトという、ユーグレナがどのように考えて、何に取り組んでいるのかがわかる特集があり、そこでユーグレナの価値観が見て取れます。
 
このように、ESG先進企業は自社のオウンドメディアで取り組みをコンテンツとして発信しています。

 

Youtubeでの発信

続いては、Youtubeでの発信に関して解説します。
 
上述した2社は、オウンドメディアと連携し、その内容を動画コンテンツとして、Youtube上でも発信しています。
 
トヨタイムズのチャンネルを見てみると、ただ発信しているだけではなく、その再生数にも驚かされます。
 
100万回再生されているコンテンツが1つや2つではありません。中でも人気なのが豊田章男社長の対談シリーズ。同氏の本音や普段見られない発言などがコンテンツとして面白く、再生数も高くなっており、多くの人に情報が届いていると言えます。
 

SNSでの発信

ESG先進企業は、オウンドメディアとYoutubeに限らず、SNSでも積極的に発信します。トヨタイムズはTwitterで8万人を超えるフォロワーを獲得するなど、人気アカウントの1つ。
 
オウンドメディアで公開している記事をTwitterではニュース形式で発信しているのが特徴で、それによってユーザーが毎日見るプラットフォームでトヨタの情報に触れられる設計になっています。
 

注意すべきはウォッシュ

SDGsウォッシュには要注意
 
ここまで、情報は積極的に発信するべきということをお伝えしてきましたが、ESGブランディングの観点から見ると、何でも発信すればいいというわけではありません。
 
特に、SDGsウォッシュや、グリーンウォッシュと取られるような発信の仕方はブランドイメージを損ねるだけでなく、場合によっては不買運動にも発展しかねないため、注意が必要です。
 
SDGsウォッシュにならないために、どうすればいいかはケースバイケースなので一概には言えませんが、以下のケースでは、SDGsウォッシュだと思われる可能性が高いため、注意が必要です。
 

  • そもそも取り組みが十分ではない
  • アピールしていることと取り組み内容に矛盾が生じている
  • 包括的な視点が抜けている

 

例えば、環境配慮に注力していますと言っても、それが作る全製品の1%なら、それはよく見せたいために発信していると捉えられても仕方ありません。
 
そのため取り組みが十分とは言えない場合は、まず戦略から見直すべきです。
 
2は、その取り組みから、社会に貢献やSDGsに貢献しているとはそもそも言えないのでは?と考えられるパターン。こちらも発信の前提となっている取り組み内容に問題があるので、戦略部分から考え直すことが求められます。
 
2のパターンに多いのは、事業内容は変えずに、取り敢えずSDGsの項目や環境配慮、社会配慮の要素を入れてみた、というケースです。
 
表面的な発信は、今の時代消費者に見破られます。本質的な取り組みをした上で、内容をそのまま発信しましょう。
 
3は現状をより包括的に見れば、実は環境に配慮できていないのでは?という視点です。
 
例えば、「リサイクル素材を使っているため、環境に優しいです」とは言っても、そのリサイクルの工程における環境負荷はあるのか、有害な化学染料などを使用していないかなどより包括的な視点で見るべきだということ。
 
ただ、技術が発展したらより環境負荷は下がり、本当の意味で環境に優しくなる可能性もあるので、時間軸という観点でも、包括的に見ることが求められます。
 

さいごに。

当記事では、ESGブランディングが何かに関して解説してきました。
 
先進企業はすでにオウンドメディア、Youtube、SNSで発信しています。素晴らしい取り組みも発信しないことには伝わらないので、積極的に発信することが大切です。
 
また、発信の仕方に関しても注意が必要であることを解説しました。ブランドイメージを下げる可能性もあるので、充分注意しましょう。
 
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。御社には、発信したい取り組みはございませんでしょうか。
 
当社は、コンテンツマーケティングに強みを会社で、動画制作からYoutubeチャンネルのコンサルティング、オウンドメディア制作まで一気通貫でサポートすることが可能です。
 
大手クライアントをサポートしてきた実績と、メディアを運営しているノウハウから、御社にとって一番いい発信をお手伝いいたします。
 
興味があれば、ぜひこちらよりお問い合わせいただけますと幸いです。

WRITER
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。