エコレザーとは?フェイクレザーとの違いや取り扱いブランドを紹介

エシカル

地球に優しいレザーを指す「エコレザー」。ファッション雑誌やインターネットなどでもよく見かける言葉のため、気になっているという方も多いのではないでしょうか。
 
今回は、エコレザーの特徴やフェイクレザーとの違い、取り扱いブランドなどをご紹介します。
 

エコレザーとは

 
1990年代半ばごろからヨーロッパ等にて普及してきたというエコレザー。
 
日本では、2006年に「日本エコレザー基準(JES)」が制定されています。おおむね、現在の日本では以下のような基準を満たすものを「エコレザー」と呼んでいます。
 
日本エコレザー基準(JES)が定める主な認定要件(1)は以下の通りです。

  • 天然皮革であること。
  • 排水、廃棄物処理が適正に管理された工場で製造された革であること。
  • 臭気、化学物質(ホルムアルデヒド・重金属・PCP・禁止アゾ染料・発がん性染料の使用制限)および染色摩擦堅ろう度に関する一定の基準を満たしていること。

(1)日本エコレザー基準認定事業公式サイト
 

フェイクレザーとの違いとは


ファッション雑誌やブランドショップの中には、エコレザーとしてフェイクレザーを紹介しているところもあります。エコレザーという言葉には、様々な概念があるため間違いではありませんが、今回ご紹介する「日本エコレザー基準(JES)」が定めたエコレザーの定義とは異なります。
 
エコレザーは、天然皮革であることが重要な要素の1つですが、フェイクレザーは、ポリウレタン樹脂や塩化ビニル樹脂が原料です。
 
フェイクレザーは軽量で水に強く、本革よりも低価格なことから人気のある素材。一方で、経年劣化をするため長くは使えないというデメリットもあります。
 

エコレザーが人気を高める背景とは

 
2015年に採択された「SDGs」や小中学校における環境教育の影響もあり、今や地球環境に配慮した暮らしというのは世界中が注目するポイントに。
 
ファッションブランドもヴィーガンレザーを取り入れた商品を販売したり、環境に配慮した生地を使ったコレクションを発表するなど、ファッション業界全体の価値観が変わりつつあるのが現状です。
 
地球に優しいエコレザーは、そんな背景もあり今、徐々に注目度を高めています。実際に、今まではあまりエコに興味がなかったという層にも、環境に優しい生地や製法が浸透しつつあるのです。
 

メリットとデメリット


地球にはもちろん使う人にも優しいエコレザーには、メリットもたくさんあります。続いては、そんなエコレザーのメリットと、知っておきたいデメリットについてもご紹介します。
 

メリット①お手入れ次第で長く使える

 
天然素材であるエコレザーは、きちんとお手入れをすると長く使うことができます。ものよっては一生ものになったり、次の世代に受け渡せるほど高品質なものも多いのでお気に入りの品を長く使うことができるでしょう。
 

メリット②経年変化が楽しめる

 
長く使うと、手触りや色合いが変わってくるのもエコレザーのメリット。傷やシワなども味として楽しむ方も多くいます。手帳や財布等を経年変化で「自分色」に育てていくという楽しみもあり、人気です。
 

メリット③地球環境に優しい

 
環境への負担を減らした工程で作られたエコレザーは、地球にも優しいのがポイント。厳しい審査基準に合格したレザーだけがエコレザーと認められるので、環境に配慮したお買い物をしたい方にもぴったりなのです。
 

デメリット①水に弱い

エコレザーに限らず、本革素材の製品は水に弱いというデメリットがあります。レザー用の防水スプレーもありますが、使いすぎるとレザーの質を落としてしまうという心配もあるので要注意です。
 

デメリット②メンテナンスの手間がかかる

エコレザーは、定期的にメンテナンスオイルをなじませるなどの手間がかかります。
 
メンテナンス自体はそう大変ではなく楽しむ方も多いものですが、そういったお手入れが苦手な方にとってはデメリットになってしまうでしょう。
 

エコレザーを使うおすすめブランド5選

 
続いては、エコレザーを取り入れて商品を展開・販売するおすすめのブランドを5つ、ご紹介します。新しいレザー商品が欲しいという方は、ぜひ参考にしてみてください。
 

彩鞄 -saiho-

 
出典:http://soka-saiho.jp/products/category/card/post-6.html
 
日本エコレザー認定も受けた革を使った製品を作る、埼玉県草加のブランドです。製品に使うレザーだけではなく裏に使う生地やファスナーに至るまでエコなものにこだわるなど、エシカルな取り組みにも積極的です。
 
さらにこちらのブランドは財布やカバンといったファッション製品だけではなく、住居に取り付けられる「バーハンドル」でもエコレザーを使ったものを展開。住居にもこだわりたい方にもぴったりでしょう。
 
詳細はこちらから
 

GARUVA

 
出典:http://garuva.main.jp/eccube/shop/products/detail/9
 
名古屋にあるバッグブランド「GARUVA」で使われるエコレザーは、役目を終えた後は土に戻すことができるほど地球に優しく作られています。
 
丁寧に作られた職人技のバッグは美しく、持っているだけで背筋が伸びるよう。ヌメ革を使ったオリジナルランドセルなどもあり、年齢を問わず愛せる商品がそろっています。
 
詳細はこちらから
 

REGAL

 
出典:https://base.regal.co.jp/brand-news/regal/210326-m-ecoleather/
 
人気靴ブランド「REGAL」は2021年3月にエコレザーを使ったシューズラインを発表。定番モデル4種がエコレザー素材を使って仕上げられており、今後ますますの展開が期待されます。
 
リサイクル素材を使った製品の展開やリペアの実施も行うなど、包括的な取り組みにも定評があるブランドでもあります。
 
詳細はこちらから
 

FUJITAKA

 
出典:https://fujitaka-japan.com/product/659121/
 
「FUJITAKA」で使われているエコレザーには、日本エコレザー基準(JES)の中でも厳しい基準といわれている「エキストラ」に認定されているものも。
 
シンプルながらも上質でおしゃれなバッグ類は、ワンランク上のエシカルファッションを楽しみたい方にも最適です。トレーサビリティやSDGsにも真摯に取り込むブランドでもあります。
 
詳細はこちらから
 

Sonor

 
出典:https://www.sonorsonor.com/
 
「Sonor」で使われる素材は、日本エコレザー認定のピッグスキン。赤ちゃんや敏感肌の方でも使えるエコレザー製品は、どんな方のどんな暮らしにもなじんでくれそうです。
 
シンプルながらも使い勝手の良いトートバッグやサコッシュなどがラインナップされており、デイリーに活躍することは間違いないでしょう。
 
詳細はこちらから
 

最後に。持続可能なレザー製品を。


地球に優しい手法に着目した「エコレザー」。
 
今回はそんなエコレザーのメリットやデメリット、そして取り扱いブランドをご紹介してまいりました。
 
風合いや丈夫さが魅力のレザー製品は、長く使える暮らしの相棒をお探しの方にもぴったり。今後レザー製品を買う時には、地球環境のためにも、エコレザーかどうかも選ぶポイントにしてみてはいかがでしょうか。
 
また、Ethical Choiceでは「地球一個分の暮らし」をテーマにコンテンツを発信しています。最新の情報を見逃したくない方は、ぜひInstagramもフォローしていただければと思います。
 
それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

               
ライター:Ethical Choice編集部
Ethical Choice編集部です。エシカルな生活を送る知恵、サスティナビリティに関する取り組み、環境問題に対するソリューションを発信いたします。
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