カフェから広がるエシカル消費。地球や社会に優しい5つのアクションとは?

お買い物の休憩にカフェを利用したり、休日に読みたかった本や片づけたいタスクを持ってカフェに行ったり、日常的にカフェへよく足を運ぶという方へ。
カフェでの消費で、エシカルな選択ができたらいいなと思ったことはございませんか?
今回は、「カフェから広がるエシカル消費」と題し、カフェを訪れたら試していただきたいエシカルな選択をご紹介いたします。ぜひ、最後までご覧ください。
タンブラーを持参する
カフェを訪れる際、タンブラーを持参すれば使い捨てカップやストローの消費を削減できるだけでなく、お得な割引も受けることができます。
各チェーンによって、割引の額は変わってくるので、下記の表を参考にしてみてください。
割引額の一覧
- 上島珈琲店:50円
- タリーズコーヒー:30円
- Cafe de CRIE:30円
- ブルーボトルコーヒー:20円
- スターバックス:20円
- エクセルシオールカフェ:20円
グリーンピースによると、国内のカフェ業界では、年間8.7〜9.3 億杯の使い捨てカップ(紙およびプラスチック)を消費していると推定しています。(1)
一人ひとりがタンブラーを持参することで、膨大な量の使い捨てカップ消費を、少しずつでも削減ができるので、持ち歩く余裕がある日はタンブラーを持参してみてください。
店内利用時はマグカップを使用
タンブラーを持参し忘れた。そんな時でも、店内を利用する際には、マグカップを使用できる場合があります。
例えば、スターバックスではホットのコーヒーやラテなどを注文すると、「マグカップを選択しますか?」とスタッフから尋ねられる場合があるので、思い切ってマグカップを選んでみてください。
聞かれなかった場合でも、「マグカップに変更できますか?」と聞いてみるのもいいですね。
フェアトレードコーヒーを楽しむ
いつものコーヒーではなく、フェアトレードコーヒーを楽しんでみることも、カフェでできるエシカル消費の1つ。
生産者や生産地など、コーヒー豆の作り手との繋がりを感じたいときには、フェアトレードコーヒーをぜひ選んでみてください。ここでは、編集部がカフェを利用している際に見つけたフェアトレードコーヒーをご紹介いたします。
フェアトレードコーヒー
- スターバックス:毎月20日の「エシカルなコーヒーの日」に、フェアトレード豆を使用したアイスコーヒーを選択することができます。
- コメダ珈琲:店内にて、フェアトレードコーヒーを選択することができます。(店舗による)
- ブルーボトルコーヒー:ブランド自体が、オーガニックでフェアトレードな豆を厳選して使用している。
植物性ミルクに変更してみる
カフェラテなど、ミルク系のドリンクを頼む場合は、牛乳からアーモンドミルクやオーツミルクなどの、植物性ミルクに変更してみてはいかがでしょうか?
味の好みでチョイスをしても良いですし、環境負荷を比較して決めてみるのも1つの手です。ここでは、各ミルク200ml当たりの環境負荷を、比較してご紹介します。
ミルクの環境負荷比較表
この表を参照すると、牛乳よりも植物性ミルクの方が環境負荷が一定に低いことがわかります。それ以外でも、植物性ミルクごとの環境負荷をわかっておくことは、ミルクを選ぶきっかけになるかもしれないですね。
フードロス削減のお手伝いをする
出典:スターバックス公式サイト
日本では、まだ食べられる状態なのに捨てられる「食品ロス」が年間で570万トンに上ります。(2)これほどの量があれば、飢餓に苦しむ世界の人々を支援する食糧をゆうに賄えてしまいます。
フードロスの問題が社会でも明らかになり、カフェ業界でも各ブランドがフードロスを削減できるように制度を改め始めているんです。
フードロスに対する各チェーン店の取り組み
- スターバックス:閉店の2~3時間前より、フードを20%割引
- タリーズコーヒー:閉店の2時間前を目処に、フードを20%割引
- ドトールコーヒー:その日の販売状況によって、閉店の何時間前から、10~30%ほどフードを割引
- サンマルクカフェ:生産翌日のフードを買うとコーヒーSサイズがもらえたり、通常よりクロワッサンをお得に変えたりできる
- エクセルシオールカフェ:売れ残りそうなフードと、買い手をマッチさせるアプリ「TABETE」を導入
各チェーン店の取り組みを知っておくことで、フードロス削減のお手伝いができる機会が増えるので、気になった方はぜひ詳しく調べてみてください。
さいごに。カフェでエシカルチョイスを
今回は、カフェで気軽にできるエシカルな選択をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?タンブラーを持参することだけでなく、幅広い範囲でいろいろなエシカルな選択肢があるので、ぜひ余裕のある際に試してみてください。
カフェのような日常的なスペースで、エシカルな選択をする人が増えれば増えるほど、今後また新たな選択が広がっていくかもしれません。
ご家族やお友達にも、こんなエシカルチョイスができるんだと、ぜひシェアしてみてはいかがでしょうか?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
出典
(1)出典:リユース革命|グリーンピースジャパン





