エシカルな年賀状処分方法をご紹介! 書き損じはがきで途上国の子ども支援を

名前や住所を書き間違えたり、年賀状デザインの印刷が上手くいかなかったり、不要な年賀状はがきの処分に困った経験がある方が多いのではないでしょうか?
当記事では、書き損じはがきや切手を集めることで途上国の子ども支援に繋げられるキャンペーンをご紹介します。
「あなたのはがきが、だれかのために。」
来る2022年は、ぜひ新年の幸せをだれかのために活用してみてはいかがでしょうか?
使わない年賀状で子どもに教育を
書き損じはがきや未使用はがき、切手等で国際貢献ができるキャンペーンが「あなたのはがきが、だれかのために」です。
国際協力NGOシャプラニール主催のキャンペーンで、集まった支援金を途上国の子ども教育支援に充てます。
子どもを取り巻く状況は、コロナの世界的流行を受け深刻に。特に、バングラデシュなどの南アジアの国では、子どもたちが教育を十分に受けられず、「教育格差、児童労働、児童婚」を経験するなど、困難な状況に置かれています。
そこで、書き損じはがきを集めるキャンペーンでは、不要な書き損じはがきや切手を集め、子どもたちの支援に役立てるということです。
コロナ禍の子どもたちへの支援
今回のキャンペーンの支援先は、主に途上国の子どもたち。新型コロナの世界的流行を受け、南アジアをはじめとする国の子どもたちは、困難な状況に置かれています。
例えば、バングラデシュでは教育格差が助長され、児童労働や児童婚の問題なども顕著に。また、バングラデシュは「1年半」と、世界で最も長く学校閉鎖が続いた国であり、教育を受けられず児童労働に従事する子どもが多い傾向にあります。
このような状況は、コロナ禍で親が失業したり、収入が減少したりといった要因で発生しているのです。そこで、シャプラニールは「書き損じの年賀はがきや切手」を回収し、途上国の子どもたちへの支援活動を目指しています。
世界における、児童労働の現状については、下記の記事でご紹介していますので、ぜひご一読ください。
児童労働の現状を説明した記事
書き損じはがき回収キャンペーン概要
こちらで、どのようなはがきや切手が回収の対象なのか、そしてどのように回収が実施されるのか、概要をご説明いたします。
回収対象のモノ
回収の方法
回収対象 | ・未投函の郵便はがき (かもめーる、往復はがき等も対象) ・書き損じた年賀はがき、過去の余った年賀はがき ・切手(未使用、使用済み) |
送付先 | 〒169-8611 東京都新宿区西早稲田2-3-1 シャプラニール 「あなたのはがきが、だれかのために。キャンペーン」係 |
受付期間 | 2021年12月26日(日)~2022年3月31日(木) |
キャンペーン詳細 | 公式サイトはこちら |
対象のはがきや切手を回収し、指定された住所にご送付ください。
はがき10枚が子どもの1日を救う
子ども支援のために、大量のはがきが必要なわけではありません。では、子ども支援を行うためには、どの程度の量のはがきが必要なのでしょうか?
はがき10枚(約500円相当)で、児童労働を行う少女たちの支援センターを1日運営できるようになります。また、はがき20枚(約1,000円相当)で、子どもたちに読み書きを学ぶ授業を1ヶ月実施が可能に。
授業の対象は、元々は支援センターに通っていた家事使用人の少女たちです。彼女たちは、雇用人に支援センターへ通うことを許可されておらず、宿題を届けてもらう作業が必要になります。はがきから生み出された費用は、そんな彼女たちの教材費となります。
はがき回収キャンペーンで、エシカルな年末年始を
今回は、年末年始にできるエシカルな活動として、はがき回収キャンペーンについてご紹介いたしました。
近年、デジタル化の風潮もあり、年賀状離れが進むなか、シャプラニールでは回収目標を50万枚としています。
もし、自宅に回収対象となるはがきや切手がある方は、この機会にソーシャルグッドなキャンペーンに参加してみてはいかがでしょうか?
「あなたのはがきが、だれかのために。」
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。





