リトリートで本来の自分を取り戻す。今試したい7つのプランとおすすめスポット

エシカル

「転地療法」とも言い換えられる「リトリート」。非日常を味わい、自己成長ができる方法として今世界各国で注目を集めています。

今回はそんなリトリートについて意味や効果をご紹介。

プランやおすすめスポットについてもご紹介しておりますので、ぜひご覧ください。

 

リトリートとは?

「リトリート(英語:Retreat)」とは「隠居」や「避難」「退却」といった意味を持つ言葉。「リトリートメント(英語:retreatment)」を語源とするという説もあります。

日本では「転地療法」ともいわれており、近年では、「普段いる場所から物理的に距離を置き、心身をリセットする」という意味で使われることもあります。

 

旅行とリトリートの違いは?

一見すると同じようにも思える旅行とリトリートですが、その本質は違います。

旅行は「娯楽」や「経験」を目的に行いますが、リトリートは「緊張緩和」や「仲間とのセッションや独自のプログラムなどによる自己成長」が主な目的となります。

 

通常の休養とリトリートは違う?

リトリートの目的は「休養」ではなく、自分自身を見つめなおし、自己成長をすることが主な目的となります。

身体的には休んでいても、心は前向きに成長していくことがリトリートです。

 

リトリートが注目される理由と期待できる変化


溢れる情報と時間に追われる日々。現代社会では、さまざまなストレスや悩みを抱えている人が増加傾向にあるといわれています(※1)。

※1
平成9年版厚生白書:第3章 現代社会と「心の健康」
https://www.mhlw.go.jp/www1/wp/wp97p1c3.html

 

さらに2020年からはじまった新型コロナウイルス​の感染拡大にともない、よりその傾向が強まったという人も多いようです。そういった毎日から少し距離を置き、自分自身を見つめなおすリトリートは、この忙しい現代社会で自分を取り戻すために有効な手段でしょう。

ひとりで行うこともできるリトリートですが、近年では「リトリートプログラム」や「リトリートツアー」を打ち出す施設や体験希望者を募集する業者も。

また、リトリートは、日本でも明治時代などから転地療法として注目されていた手法でもあり、いわゆる療養所(サナトリウム)や別荘地なども広い意味では転地療法のひとつとして考えられます。

そして、リトリートを行うと以下のような変化が起こることも期待できるとのこと。

 

自分のことをもっと愛せる可能性がある

リトリートは、本来の自分と向き合う大切な時間。会社での立場や、友達との関係、家族への思いなどからは少し離れ、自分ひとりでリラックスする時間を持つこができます。

そのため、特に普段は周りを優先して自分を後回しにしている人は、より自分自身が愛おしく感じられるかもしれません。

 

未来に向かって前向きになれることも

リトリートで自分自身を高めることができれば、ついマイナスに感じてしまうような未来も前向きにとらえられる可能性があります。

また、リトリート体験により新しい趣味が見つかったり、大切な人との出会いがある可能性も。リトリートによりリフレッシュできれば、日常に戻って今までとはまた違った視点で物事が見られるでしょう。

 

リトリートの具体的な実行方法7選

リトリートの内容や手法に、正解はありません。自分なりにリラックスできる場所や方法であればそれでよく、決まったやり方に縛られることはないのです。

とはいえ、突然自分なりのリラックス方法を考えてもその方法を見つけるのも難しいもの。

ここでは、おすすめのリトリートプランをいくつかご紹介します。

 

ヨガ

身体の心を聞きながら自分と向き合うヨガは、デスクワークなどで心身ともに疲れている方にもおすすめのリトリート方法。

出来れば自宅や近所のヨガスタジオなどではなく、自然豊かな場所で行うと良いでしょう。なかなかそういった場所へ行けないというときには美しい映像や音楽を流しながら自宅で行うというのも素敵です。

 

温泉

リラックス効果もある温泉は、リトリートには最適な場所。

特に自然豊かな温泉地や居心地の良いホテルでお湯に浸かれば、日頃の疲れも取れていくでしょう。できればゆったりとした客室の温泉宿に宿泊して、自分と向き合う時間を作ることがおすすめです。

 

森林浴

木々のざわめきや、鳥たちの鳴き声を楽しみながら森の中で過ごすというのは、特に都会にいるとなかなか機会もないもの。

大自然の風や美しい景色を堪能できれば、また新しい自分と出会うこともできそうです。

 

瞑想

宗派や考え方によっても異なりますが、瞑想とはおおむね目を閉じて雑念を消し、自分の内なる声を聴くことをいいます。

自宅などでもできる瞑想ですが、いつもとは違う場所や専門家の下で行うとより効果を実感できる可能性が高まります。

 

禅修行

座禅や修行をしながら自分を見つめなおす「禅修行」は、日本ならではのリトリート方法ではないでしょうか。

修行を行う場所によってはスマートフォンやパソコンの使用を禁止しているところもあるので、情報社会に疲れてしまっているという方にもおすすめです。

 

古民家ステイ

古民家や農業を営む方のおうちでの短期ステイも、リトリートには最適です。場所によっては、カウンセリングやワークショップのようなものを展開してくれるところもあるのでお好みで選んでみると良いでしょう。

昔ながらの道具や建具に触れたり、優しい味の食事をいただいたりするときっと疲れて硬くなった心もほぐれていくはずです。

 

セラピー

セラピーとは、薬や手術などを利用しない治療方法のこと。

マッサージやエステ、カウンセリング、アロマ、音楽などさまざまな手法を用いて心身を癒していきます。

 

リトリートにおすすめのスポット3選


続いては、リトリートにもおすすめのスポットをご紹介します。

「やってみたいけれど、どこでやればよいのかが分からない……」というときの参考になるようリトリートプランを打ち出しているお宿やお寺を中心にお届けしますので、ぜひ参考にご自身なりの計画を立ててみてください。

 

神梅館

群馬県みどり市にある古民家のお宿です。美しく歴史を感じられる客室はゆったりとしていて、リトリートにもぴったり。

ヨガリトリートや滝ヨガリトリートができるプランもありので、心身ともにリフレッシュしたいという方にも最適でしょう。

詳細はこちらから

 

星のや富士

解放感のあるテラスリビングのあるキャビンが魅力のお宿です。

森のなかで楽しめるストレッチや星空観察など、さまざまなリトリートプランもあるので充実の時間が過ごせること間違いなし。森林浴も楽しめるので、大自然を感じたい方にもおすすめです。

詳細はこちらから

 

日蓮宗 長壽山 本昌寺

京都にある日蓮宗のお寺です。お寺で行う「寺ヨガ」や祈祷会、水行体験などさまざまな体験も行っているスポットでもあります。

半日修行体験も行っているので、お寺でリトリートを試してみたいという方にもおすすめです。

詳細はこちらから

 

さいごに。リトリートで大切な自分と向き合う時間を


ついつい自分を後回しにしてしまう、という方にこそぜひ試していただきたいリトリート。

今回はそんなリトリートの意味やおすすめプラン、スポットなどをご紹介しましたがいかがだったでしょうか。

非日常的な場所で自分自身と向き合えば、また自分を高めることもできるでしょう。

気になったという方はぜひ一度、お試しください。

それでは、ここまで読んでいただきありがとうございました。

               
ライター:Ethical Choice編集部
Ethical Choice編集部です。エシカルな生活を送る知恵、サスティナビリティに関する取り組み、環境問題に対するソリューションを発信いたします。

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