「ドント・ルック・アップ」は気候変動に対する社会への風刺映画か

ニュース

 
レオナルドディカプリオ主演で話題の最新作「ドント・ルック・アップ」。
 
コメディにカテゴライズされている作品ですが、その内容は気候変動や地球温暖化などの深刻さを日に日に感じ、人類の危機を生きる私たちの状況をあまりにも投影しやすいものになっています。
 
当記事では、話題の作品「ドント・ルック・アップ」に関する考察を述べられればと思います。
 

「ドント・ルック・アップ」とは?

 
「ドント・ルック・アップ」は、2021年12月24日にNetflixで公開された映画で、監督・脚本がアダム・マッケイ、主演にレオナルド・ディカプリオとジェニファー・ローレンスが連なるなど、豪華な製作陣が目を惹きます。
 
公開が2021年12月24日の「ドント・ルック・アップ」ですが、2021年12月27日から1月2日までの1週間で既に1億5229万時間視聴され、同作は1週間で視聴された時間がNetflix史上で最も長い映画とのことです。
 

気になる内容と現代社会との関係

 
社会風刺を描いた映画「Don’t look up」

出典:NETFLIX公式サイト

 
大注目作品の「ドント・ルック・アップ」ですが、そのあらすじには次のように記されています。
 
「巨大彗星(すいせい)が地球に衝突する可能性を必死に訴える2人の天文学者。だが、情報が氾濫する世界では、誰ひとりとしてその警告に耳を貸そうとせず…。」
 
この状況は、現在地球上で起こっている気候変動や地球温暖化に対して、数十年も前から警鐘を鳴らし続けてきた科学者と、最近になってようやく本格的な対応策が議論され始めた現代と重ねざるをえません。
 
実際に、Wired誌の記事には、気候変動を研究する科学者が、「関係者によって異なる立場や思惑のせいで学者が途方に暮れる場面は、他人事とは思えませんでした」と述べているのが印象的です。
 

奇妙なほど的確に描かれた社会への風刺

 
気候変動に反対するZ世代
 
作中では、巨大彗星が地球に迫り、地球滅亡の危機にあると叫ばれている中で、人々がどのように反応し、行動するかが実にウィットに富んだ形で表現されています。
 

  • 科学者の警告を相手にしない大統領
  • トークショーの話題程度にしか取り扱わない番組キャスター
  • 新たな金儲けのチャンスだと、リスクを無視した実業家
  • 人類滅亡の危機が政治的な思惑に利用される様子
  • アレルギー反応のように、警告を否定し、科学者を揶揄する群衆

どれも、気候変動がこれだけ盛んに議論されるようになる前や、今の状況とそのまま置き換えられるほど、的確なブラックユーモアが効いています。
 
このことからも、「ドント・ルック・アップ」は気候変動をテーマにした社会風刺作品だと考える人が後を絶ちません。
 

おわりに

 
今回は、話題の作品「ドント・ルック・アップ」に関して取り上げてみましたが、いかがでしたか。
 
当作品は、単純なコメディとしての面白さもさることながら、的確に社会を風刺した作品としても楽しめる映画です。
 
まだ観ていない方は、週末のプレイリストに追加してみてはいかがでしょうか。
 
それでは、最後までご覧いただき、誠にありがとうございます!

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。
クリップボードにコピーしました。