有機野菜の宅配サービスおすすめ5選 | 無農薬野菜も選べる

オーガニック

スーパーで手にする野菜はどのように栽培されたのかは見えないことがほとんどですが、“身体を作る食べ物こそ質の良いものを選びたい”という健康意識の高まりから、近頃は身近に有機野菜を手にできる宅配サービスを選ぶ方が増えています。
 
また地球環境の健康にも貢献するという側面からも、注目は高まるばかり。
 
当記事では有機野菜の定義から解説し、有機野菜の宅配サービスを選ぶポイントをふまえて今人気がある5社の宅配サービスを比較しました。
 
手頃な宅配野菜セットで健康的な食事がしたい、地球環境に優しい栽培方法で育てられた野菜が食べたい方は、ぜひ最後まで読み進めていただければ嬉しいです。
 

有機野菜とは?無農薬との違いを解説

 

有機野菜とは、農薬や化学的に合成された肥料、また遺伝子組換え技術を使わずに育てられた野菜のこと。さらに、環境への負荷を抑えて栽培されていることも定義に含まれます。『オーガニック』も有機野菜と同義語と覚えてください。
 
農林水産省による『有機農産物』の規定には、下記の4項目があります。

  1. 堆肥等で土作りを行い、種まき又は植え付けの前2年以上、禁止された農薬や化学肥料を使用しない
  2. 土壌の性質に由来する農地の生産力を発揮させる
  3. 農業生産に由来する環境への負荷をできる限り軽減
  4. 遺伝子組換え技術を使用しない

有機、オーガニックであることが認められると農産物や加工食品に『有機JASマーク』をつけることができ、反対に有機JASマークの表示がない商品に『有機』『オーガニック』と表示することは禁止されています。
 
有機JASマークを有機栽培の商品を選ぶときの目印として覚えておくと良いでしょう。
 

無農薬野菜との違い

 

では、有機栽培と無農薬の違いはどこにあるでしょうか。
 
無農薬は、文字通り農薬を全く使用せずに栽培された農産物のこと。一方、有機栽培では農薬の使用が一切禁止されているわけではないため、認められた農薬を使用している場合があります。
 
このことから、多くの方が無農薬の方が有機栽培よりも安全であると思い込んでしまいがちですが、土壌に残留農薬がある場合や農薬が飛散して付着した場合に厳密な判断ができないため、現在は『無農薬』という表記が廃止され『栽培期間中不使用』などの表記に改められました。
 

有機農産物を選ぶメリット

 

このように認定された有機野菜を選ぶメリットは大きく2つ。『慣行栽培』といわれる農薬・化学肥料を使った一般的な栽培方法に比べて、健康と環境負荷への影響が大きな違いになります。
 

身体にとってプラスに

 
管理がしやすく短期間に効果が出る化学肥料は、生産者にとって便利な反面、健康的な野菜が育つとは言い切れません。
 
有機野菜を選んだ方からは、美味しいという意見や野菜の味がしっかりしているという意見が多く聞かれます。
 
野菜を育てる土壌はいわば布団のようなもの。ミネラルを豊富に含むふっくらとした土壌からは、栄養分を野菜がしっかり吸収できるのです。
 
また化学的な薬品で成長を急かさず、きちんと実った野菜からは本来の風味が感じられるのかもしれません。
 

環境への負荷を軽減

 
有機農産物の定義としてもうひとつ重要なのが、環境への負荷を減らすこと。農業による土壌汚染もまた、地球環境への大きな課題として残されています。
 
家畜のフンなどの堆肥で作られた良質な土から健康な農産物が育ち、また藁などが家畜の飼料になるという一連のサイクルなら、土壌環境を未来までつなぐことができるでしょう。
 
農林水産省による有機農産物のJAS規定は、“農業の自然循環機能の維持増進を図るため”生産された農産物に基準が定められました。
 
また農地で化学肥料や農薬を使い続けると、土壌に化学物質が蓄積されて大地がやせ細ってしまいますが、さらにその下を流れる地下水に浸透してどこまでも広がってしまう危険性をはらんでいるのです。
 
水田や河川などに流出した農薬は、すでに海洋に達してしまいました。
 
水辺に流出し希釈された農薬であっても、昆虫や雑草駆除のために散布された農薬は、時に魚介類に対しても毒性を持っています。
 
そして水中で低濃度の農薬であっても、食物連鎖によって高濃度に蓄積されてしまう可能性も。知らず知らずに農薬を海産物から体内に摂取しているのかもしれません。
 
自然の循環を保つことが、大地と海洋の環境負荷を減らすためのシンプルなサイクルであることは明らかです。
 

有機野菜の宅配はどう選ぶ?比較ポイント

 

近年は、有機野菜を日常的に購入したい方の間で宅配野菜セットの人気が高まっています。
 
特に東京をはじめ首都圏や関西の都市部では、有機野菜が身近に手に入らないのが実情。好きなタイミングで新鮮な野菜の詰め合わせを届けてくれる定期宅配は、忙しいビジネスパーソンにも嬉しいサービスです。
 
有機野菜の宅配サービスを申し込む場合、基本的には月額契約となり、毎月定期宅配で週ごとや隔週に野菜セットを受け取ることができます。
 
仕事や育児で忙しいビジネスパーソンや主婦の方にも使いやすいポイントを下記のように絞って、おすすめの野菜宅配5社を比較しました。

  1. 料金
  2. 有機野菜以外の商品があるか
  3. 置き配
  4. 送料
  5. 休会できるか
  6. 内容量
  7. お試し可能かどうか

宅配サービス5社を比較

 
比較するのは、坂ノ途中、ビオ・マルシェ、大地を守る会、生活クラブ、らでぃっしゅぼーやの5社。それぞれ契約農家から有機野菜を仕入れて新鮮な品物を提供しています。
 

①『旬のお野菜セット』/坂ノ途中

 

  1. 料金 S 2,430円~
  2. バラエティ 定期宅配は野菜のみ
  3. 置き配 可能
  4. 送料 270円~
  5. 休会 可能
  6. 内容量 1〜2名から
  7. お試し なし(初回注文で3回分送料無料)

京都発の有機野菜宅配サービス『坂ノ途中』の目指すビジョンは、100年先まで続く農業をかたちづくり、持続可能な社会を実現すること。
 
作り手の思いをつむぎ、環境負荷の小さな農業に取り組む人たちを増やすことを目標にしています。
 
契約農家は西日本を中心に300軒ほどで、そのうち9割が新規で農業を始めた方たちだそう。
 
環境負荷の低減を目指す農家を優先し、独自の栽培基準を設けて「これは食べてもらいたい!」と思えるものだけを取り扱っています。
 
月額契約の定期宅配のほか一度だけの宅配サービスも利用できるので、欲しい時だけ不定期で有機野菜を注文したい方には特におすすめ。また、容量が選べるので世帯人数の少ない方にも適しています。
 
公式サイトはこちら
 

②ビオ・マルシェ

 

  1. 料金 2,324円~/年会費 5,500円
  2. バラエティ 果物、卵のセットもあり
  3. 置き配 可能
  4. 送料 定期宅配は送料込み
  5. 休会 可能
  6. 内容量 ファミリー向け
  7. お試し 1,500円(送料無料)

安心で美味しいオーガニックを求める全ての人に届けたいと、1983年に兵庫県西宮市の小さな八百屋から始まった『ビオ・マルシェ』。有機農業の広がりによって自然環境に配慮した持続可能な社会を作り、人々の豊かなか暮らしにつなげたいという想いを持ち続けています。
 
宅配サービスでは、厳しい目で選ばれた有機JAS表示の有機農産物を提供。西日本を中心とした300軒ほどの契約農家から、季節によってバラエティ豊かな有機野菜が届きます。
 
定期宅配によってオーガニック食品が暮らしの中に自然と根付くことよって、消費者と生産者の双方が無理なくオーガニックを続けられるような仕組みづくりも心がけているとのこと。
 
年会費はかかりますが、送料込みなのが嬉しいところ。有機野菜だけでなく、果物や卵も織り交ぜ栄養バランスを考えられたセットがご希望なら、4つの有機野菜セットからきっとぴったりなものが見つかるはずです。
 
公式サイトはこちら
 

③『旬野菜コース』/大地を守る会

 

  1. 料金 5,184円~
  2. バラエティ 果物、大豆製品、肉、魚、惣菜など
  3. 置き配 可能
  4. 送料 自社便8,640円以上で無料
  5. 休会 可能
  6. 内容量 2〜3人家族向け
  7. お試し 1,831円(送料無料)

40年の歴史がある有機農業運動のパイオニアとも言える『大地の会』。農産物・食品の取り扱い基準を毎年改定することで生産者のレベルアップを図り、消費者により美味しい農産物を提供することに努めています。
 
また、農家をサポートしながら生産から流通まで正確な情報管理を徹底しているため、消費者にとっては生産者の顔の見える食品を手にできるのが何より安心でしょう。
 
取り扱う食品は農産物の生産から流通まで全ての過程において、JAS規格の有機農産物の監査方法に沿った第三者認証機関によって認められています。
 
有機野菜セットには、野菜以外にも大豆製品、肉、魚などのおすすめが詰まったコースや、献立の食材とレシピがまるごと5日分入ったセットも。とにかく献立を考える時間がなく、時短調理をしたいけれど栄養バランスも気になるという方はぜひお試しください。
 
公式サイトはこちら
 

④生活クラブ

 

  1. 料金 基本的に個別注文。毎年1〜3月に1年単位のセット予約あり
  2. バラエティ 個別注文約600品目
  3. 置き配 可能
  4. 送料 一度につき100円~250円
  5. 休会 可能
  6. 内容量 –
  7. お試し なし

生活協同組合の『生活クラブ』はサステナブルな未来を見据え、新鮮で美味しく安心な農作物を作ることに取り組んでいます。
 
生産者と一緒に土作りからはじめ、なるべく国産・無添加・減農薬にこだわり、生産過程の栽培履歴を明確化。化学合成農薬や化学肥料は極力使われていません。
 
ひとつの野菜につき残留農薬の約300種類の検査を行い、検査基準は国の基準値の10分の1以下に。また、傷みなどの事故品を0.05%未満にすることを目安に厳しく検品が行われています。
 
生活クラブの宅配サービスは、基本的にその都度カタログやネットから品物を注文するしくみです。
 
おまかせの野菜詰め合わせではなく、自ら希望の有機野菜だけを注文したい方はこちらを選ぶと良いでしょう。
 
公式サイトはこちら
 

⑤『ぱれっと』/らでぃっしゅぼーや

 

  1. 料金 1,911円~
  2. バラエティ 果物、卵の選択が可能
  3. 置き配 可能
  4. 送料 専用車便 5,000円以上で無料
  5. 休会 可能
  6. 内容量 少人数家庭から大人数ファミリーまで
  7. お試し 1,980円(送料無料)

『らでぃっしゅぼーや』の野菜宅配サービス『ぱれっと』では、契約農家から直接仕入れた年間約140種類の旬な野菜が楽しめます。
 
届くのは産地・農薬使用状況などがわかり、作り手の顔が見える野菜だけ。環境保全型の独自基準を設けて農薬を最小限に抑えた有機野菜です。
 
環境負荷を抑えて生物多様性を守るなど持続可能な農業の推進を目指し、全国2400軒の生産者と一緒に農業未来についても模索しています。
 
そんな『らでぃっしゅぼーや』の野菜と食材のセットは、世帯人数に合わせた分量の注文が選べるうえ、届けて欲しくない野菜を次回から交換できるサービスがあるのが嬉しいところ。
 
じゃがいも、玉ねぎ、にんじんを抜いたコースや、少量ずつ多品目のコースも。14種類の野菜と果物が一度に届くのは比較5社で最多です。 お料理好きの方や、色々な野菜を少しずつ楽しみたい方におすすめです。
 
公式サイトはこちら
 

定期便で美味しさ再発見

 

有機野菜がセットになった宅配サービスでは、普段は自分で選ばない野菜が含まれていることもしばしば。しかし、野菜の説明やレシピが付属する宅配サービスが多いので、料理の幅が広がる機会になるかもしれません。
 
忙しかったり近所に有機野菜のスーパーがなくても、宅配サービスなら身近に有機野菜を取り入れることができます。
 
新鮮な有機野菜で健康的な毎日を送りたい方や、有機野菜を選ぶことで環境保全のために行動したい方は、ぜひお試しセットから宅配サービスを利用してみてください。
 
それでは最後までお読みいただき、ありがとうございました。
 

               
ライター:Hirokawa Karin
エシカル 、環境、SDGs、地域創生などサステナブルなテーマでWebメディアの制作に従事。フォトグラファーに始まり、ライター、コンテンツディレクター、SNSマーケと幅を広げてパラレルキャリアを邁進。週末は黒帯を締めております。
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