BPAフリーとは?禁止する地域があるほどの有害物質を避けるために

プラスチックフリー

マイボトルや容器など、最近よく見られるBPAフリーの認証マーク。
 
近年、BPAによる健康被害への懸念が高まってきたため、「BPAフリー」という認証マークがついた製品がよく見られるようになってきました。
 
しかし、BPAフリーマークを見たことがあって良さそうな印象はあるけど、正直なんのことかよくわからないという方が多いのではないでしょうか?
 
当記事では、BPA、BPAフリーとは何で、どんな製品に含まれているのか、BPAフリーの製品などご説明していきます。
 

有害な化学物質であるBPA

まず、BPAとは、ビスフェノールAという化学物質です。このBPA(ビスフェノールA)は、ポリカーボネートやエポキシ樹脂など、プラスチックの合成に使用される原料に含まれています。
 
つまり、プラスチックに混入している、有害な化学物資がBPAです。
 

法律で禁止されるほどの有害物質BPA

そんな有害な化学物質、BPAは世界の一部の地域で規制されており、BPAフリーを目指す動きが世界でも見られています。
 
例えば、フランスでは、食品と直接触れる可能性がある梱包、コンテナ、さらに調理器具にBPAが含まれいる場合、製造、輸入、輸出、販売の全てが禁止されています。
 
また、アメリカのカリフォルニア州においては、BPAを含む商品を提供する際に、「明確かつ合理的な警告」の表示が求められています。
 
このように、日本での規制は進んでいないにしても、世界の一部では危険性が懸念され、禁止、または規制されているBPA。
 
では、BPAは私たちの体内に入った際に、どんな影響を与えるのでしょうか。次に、人体への影響についてみていきたいと思います。
 

BPAはプラスチックと接触した食品を通して体内に入り、人体へ悪影響を及ぼす

主にBPAは、プラスチックが原料に含まれている製品に触れた食品を口に入れることによって体内へ入ります。
 
BPAによる人体への影響は数多く指摘されていますが、ざっと挙げると以下の3点です。

  • 乳がんや前立腺がん発症リスク増加
  • 不妊症や生殖細胞の減少
  • 肥満や糖尿病、心血管疾患リスク増加

上記のリスクは、BPAを摂取したことにより、ホルモンかく乱を引き起こす環境ホルモンが体内へ入ることや、体の代謝機能が混乱してしまうことによります。
 

樹脂を含む身の回りのプラスチック製品がBPA摂取の原因

主に、タッパー、プラスチック包装、プラスチックカップ、このような食品に触れるプラスチック容器に使用するために生産されるBPA。
 
2020年現在、BPAは全世界で年間約960万トン生産されていると予想されており、これは、東京スカイツリーが250基分にも及ぶ量です。
 
このように、大量生産されたBPAが、身近な容器などの製品に含まれており、それらの製品から熱や水などの影響でBPAが漏れ出すことによって、私たちはBPAを体内に摂取してしまいます。

  • タッパーを水で洗って何度も使う
  • コンビニのお弁当をレンジで温める
  • ペットボトルやプラスチックカップなどに入った飲み物を飲む

 
このような場面は、日常でよく見られると思いますが、あちらこちらにBPAが漏れ出し、摂取してしまう危険性があるのです。
 
そんな私たちの身近に潜むBPAですが、BPAフリーの製品を使うという選択肢によって、BPAの摂取リスクを減らし、健康へ配慮することができます。
 
それでは、BPAフリーとは何かをご説明いたします。

BPAによる人体への影響を抑えるBPAフリーとは?

BPAフリーとは、「BPAを含んでいない」製品に与えられる認証です。先ほど説明した、BPAが漏れ出す原因となるポリカーボネートやエポキシ樹脂などの原料を含まない製品であるということです。
 
特に、アメリカやヨーロッパなどの欧米諸国ではBPAによる人体への影響が懸念されていることから、BPAフリーのマークがついた製品が多く見られます。
 

BPAフリーでも有害物質を摂取するリスクがゼロではない

しかし、BPAフリーの製品の中にも、BPAの代替物である化学物資が用いられているという事実があります。
 
このBPS(ビスフェノールS)と呼ばれる代替物は、BPAに比べ人体への影響に関わる研究が未だ満足に行われていないのが現状。そのため、人体へのリスクはわかっていない段階で私たちの体内に入ってしまっている可能性が高いのです。
 
BPAや他の化学物質を摂取するリスクを下げるためには、BPAフリーという認証マークだけでなく、その他の物質にも気を配る必要があるでしょう。
 
ここからは、BPAフリーかつ他の化学物質フリーの製品には具体的にどのようなものがあるか、生活の中で活躍するアイテムをご紹介します。
 

BPAフリーのプロダクト3選

スタッシャー(Stasher)

 
プラスチックフリーの保存容器、stasher
スタッシャーは、繰り返し使えるシリコーン容器です。見た目がスタイリッシュで、オシャレなアイテムとしても、BPA、BPS、鉛などを含まず、洗って何度でも使えるポイントが人気を集めています。
 
耐熱の機能を備えているため、スタッシャーひとつあれば、保存から調理まで幅広い場面で活躍してくれます。ランチのサンドイッチをいれるもよし、保存した作り置きのスープを温めるもよし。
 
シリコーン製のため、菌が繁殖するリスクもありませんし、使い捨てプラスチック製品のゴミが出ることもありません。BPAフリーはもちろんのこと、環境にも体にも優しい保存、調理容器を探している方におすすめなアイテムが、スタッシャーです。
 
スタッシャーに関しては、こちらへどうぞ
 

ライフファクトリー(Lifefactory)

 
life factory ライフファクトリー マイボトル※ライフファクトリー公式サイトから引用
 
次にご紹介するのは、ライフファクトリーというマイボトルです。
 
通常、アルミを使用しているマイボトルは錆び防止のためにボトルをコーティングしており、そこにBPAが含まれていると指摘されています。
 
しかし、ライフファクトリーは、おしゃれなガラスを使用したマイボトルを提供しており、樹脂でコーティングする必要がありません。
 
また、ボトル部分以外のパーツはプラスチックですが、BPAやBPS、フタル酸エステルなど人体への影響が懸念されている物質を含んでいないため、健康へのリスクを最小限に抑えることができます。
 
ガラスを保護するスリーブのデザインやカラーは豊富なため、自分だけのお気に入りをぜひ見つけてみてはいかかでしょうか。
 

サンク(CINK)

 
サンク バンブーボウル※サンク公式サイトから引用
次に、環境保護への意識が高いと言われるスウェーデン発祥の、スタイリッシュで環境にも優しい、サンク(CINK)のバンブーボウルをご紹介します。
 
竹(バンブー)の箸を製造する過程で発生する廃棄物をリサイクルして使用した、オーガニックバンブーファイバーを素材としているため、バンブーボウルという名前がつけられました。
 
バンブーボウルは、BPAフリー、BPSフリー、フタル酸エステルフリーのアイテムで、パッケージも環境に配慮した材料を使用している、まさにカラダにも環境にも優しいアイテムです。
 
サスティナブルな一面だけではなく、機能的でニュアンスカラーというスタイリッシュなデザインにしあがっているため、ギフトにも向いている一品。
 
以上の3つのアイテムをご紹介しましたが、BPAフリーやBPSフリーであるアイテムを選んで使用することは、BPAフリーな生活を実現するひとつの手です。
 
この方法以外にも、プラスチックフリーなライフスタイルを送ることは、BPAフリーな暮らしを送ることにつながります。
 

プラスチックフリーなライフスタイルがBPAフリーにつながる

そもそも、BPAや代替物を含むプラスチックが使用されたアイテムを避ける、という選択がBPAなどの化学物質を体内に取り入れてしまうリスクを減らします。
 
そのため、おすすめしたいのがプラスチックフリーなライフスタイル
 
コンビニのお弁当ではなく、自炊をする。プラスチックカップに入ったコーヒーではなく、マグカップで一息つく。小さな変化に見えるかもしれませんが、このアクションで自分の健康だけでなく、環境にもとても優しい生活を送ることができます。
 
プラスチックフリー、かつBPAフリーなライフスタイルに近づくためにできる、10のアクションをこちらの記事でご紹介しています。ぜひ、気軽にできるアクションを見つけてみてください。
 

さいごに。

当記事では、BPAフリーについて、BPAがもつ危険性を交えながらご説明しました。
 
私たちの暮らしを便利にしてくれる、プラスチック製品やアルミに使われるコーティング樹脂などには、体へ悪影響を及ぼすBPAという有害な化学物質が含まれていることが多いことを理解していただければと思います。
 
BPAフリーを選ぶことや、プラスチック製品を避ける。皆さんの毎日の選択が、自分の健康や、さらには環境までも守ることに繋がります。
 
この記事が、皆さんの身の回りにあるアイテムを見直すきっかけになれば嬉しいです。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

               
ライター:Ayaka Sato
Ethical Choiceのインターン。自分のアクションで、地球のどこかの誰かが幸せになってくれる、そんな未来を描いて日々奮闘中。
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