アーモンドミルクとは?期待される効果や選ぶメリットを徹底解説

サスティナブル

「最近、スーパーやCMでアーモンドミルクを見かけるようになったな」と気になっていませんか。
 
アーモンドミルクとはアーモンドを水に浸し、攪拌して絞ったドリンクのことです。牛乳、豆乳に続く第3のミルクとも呼ばれ、市場に出回るようになりました。
 
今回は、アーモンドミルクの基本情報から期待されている効果までを分かりやすく解説します。植物性由来のミルクを選ぶメリットやアーモンドミルク の使い方まで説明しているため、初めて購入する人はぜひ参考にしてください。
 
アーモンドミルクという選択肢を知って、美容・健康と同時に環境負荷についても考えてみましょう。
 

アーモンドミルクとは

 
アーモンドミルクは、アーモンドを水に浸して攪拌し、絞ったものです。家にミキサーがあれば水とアーモンドを一緒に細かく砕き、ガーゼなどで細片を漉せば簡単に作れます。
 
乳白色なので、アーモンドの入った牛乳と思う人もいますが、牛乳は入っていません。原料はアーモンドと水だけの植物性飲料です。
 
日本では、牛乳の代替ミルクとして植物性由来の豆乳が親しまれてきました。牛乳、豆乳に続く第3のミルクとしてアーモンドミルクは注目されています。
 
というのも、アーモンドミルク は牛乳と比べて低カロリーで、糖質・コレステロールの値も大幅に少ないためですそのため、美容や健康への意識が高い人たちに選ばれています。
 
また、牛乳にアレルギーを持つ人やヴィーガンで動物性意由来のものを食べない人の選択肢が増えたことで、食の多様化へとつながっています。
 

アーモンドミルクに期待されている効果

 
アーモンドミルクに期待されている効果
 
アーモンドミルクの大きな特徴は、牛乳と比べてヘルシーなことです。アーモンドミルクを選ぶことで期待できる効果について見ていきましょう。
 

低カロリー・コレステロールゼロでダイエット向き

 
アーモンドミルクは、牛乳と比較するとダイエット向きのドリンクといえます。なぜなら、低カロリー・低糖質・コレステロールゼロだからです。
 
以下の表は、それぞれコップ1杯(200g)あたりの数値です。
 

アーモンドミルク

(砂糖不使用)

牛乳

(普通牛乳

エネルギー 39kcal 122kcal
糖質 0.9g 9.6g
コレステロール 0mg 24mg

出典:アーモンドミルクとは|アーモンドミルク研究会
 
もちろん、アーモンドミルクを飲むと痩せるわけではありません。普段から牛乳をよく飲むのであれば、代替ミルクとしてアーモンドミルクを選ぶことでカロリーを抑えられます。
 

豊富なビタミンEでアンチエイジング

 
アーモンドミルクには抗酸化作用のあるビタミンEが豊富に含まれています。アーモンド100gあたりに含まれるビタミンEは30.0mgです(1)
 
ビタミンEは、活性酸素の働きを抑える効果を持つビタミンの1つです。活性酸素は、がん・老化・免疫機能の低下を引き起こすとされています(2)。年齢を重ねると体内で作られる酵素の量が減っていき、活性酸素が活発化するものです。
 
抗酸化ビタミンであるビタミンEは、酵素によって処理しきれない活性酸素の働きを抑えてくれます。そのため、アーモンドミルクを選ぶことで、アンチエイジングに役立つのです。
 
(1)食品成分データベース|文部科学省
(2)抗酸化ビタミン|e-ヘルスネット
 

食物繊維たっぷりでデトックス

 
アーモンドミルクには、食物繊維もたっぷる含まれています。アーモンド100gあたりに含まれる食物繊維は10.1gです(3)
 
食物繊維は小腸で消化されずに大腸まで到達し、便秘予防などの整腸効果があります。ほかにも、血糖値上昇の抑制、血液中のコレステロール濃度の低下といった生理機能があることが分かっています(4)
 
多くの日本人に不足していると言われる食物繊維ですが、アーモンドミルクで気軽に摂取することが可能です。
 
(3)食品成分データベース|文部科学省
(4)食物繊維の必要性と健康|e-ヘルスネット
 

植物由来の代替ミルクを選ぶメリット

 
アーモンドミルク以外にも、豆乳やオーツミルクなどの植物性由来のミルクを見かける機会が多くなりました。牛乳ではなく、植物由来の代替ミルクを選ぶメリットについて見ていきましょう。
 

環境負荷に配慮できる

 
植物性由来の代替ミルクは、牛乳に比べて環境負荷に配慮できるドリンクです。
 
2019年にイギリス・BBCで報道されたニュース(5)によると、植物性ミルクの製造で使われる温室効果ガスの排出量は牛乳に比べて少ないです。2018年のオックスフォードの調査(6)では、それぞれの製造過程において、温室効果ガスの排出量・土地面積・水の量を比較しています。
 
3つの項目において、いずれも牛乳の製造にかかるコストは高く、環境負荷が大きいことが分かります。たとえば、牛乳の製造で排出される温室効果ガスの量は、植物由来のミルクの約3倍です。土地面積も10倍以上必要であることが分かりました。
 
ただし、アーモンドミルクに必要な水の量はほかの植物性由来のミルクと比べると多いです。それでも、牛乳の80%以下にとどまります。
 
このように、植物由来の代替ミルクを選ぶことで、未来の地球環境を守ることにつながるのです。
 
(5)Climate change: Which vegan milk is best?|BBC
(6)Reducing food’s environmental impacts through producers and consumers|UNIVERSITY OF OXFORD
 

植物性由来ミルクの選択肢が増える

 
植物性由来ミルクの選択肢が増えることで、食に対する価値観の多様性を認められるようになります。
 
海外では菜食主義医者であるヴィーガンの数が急速に増えており、日本でも徐々に広まってきました。しかし、日本で安価に代替ミルクを購入しようと思うと豆乳一択だったため、ヴィーガンの実践が難しく断念した人も少なくありません。
 
近年では、一般的なスーパーにも並ぶほど安価にアーモンドミルクを購入できるようになりました。植物性由来のミルクの広がりが「動物に寄り添いたい」「健康的な生活を送りたい」といったヴィーガンの価値観を後押しするでしょう。
 

アーモンドミルクの使い方

 
アーモンドミルクの使い方
 
アーモンドミルクはそのまま飲むと、ナッツの香ばしい風味を感じられます。クセがなくすっきりしいているため、飲みやすいドリンクです。
 
しかし、なかにはそのまま飲むことに抵抗のある人もいるでしょう。そこで、アーモンドミルクをおいしく飲める使い方をご紹介します。
 

コーヒーに混ぜてラテに

 
コーヒーやエスプレッソにアーモンドミルクを混ぜて、ラテに挑戦しましょう。アーモンドミルクならではの香ばしさがコーヒーに加わり、深い味わいを楽しめます。
 
さらに、キャラメルシロップやハチミツを足すと甘くて飲みやすいです。スターバックスでもカスタム注文できるため、ぜひ挑戦してみてください。
 

グラノーラにかけて朝食に

 
牛乳をかけるグラノーラに飽きたら、アーモンドミルクを使ってみてください。ナッツ類の入っているグラノーラがあることから、アーモンドミルクが合うことも想像できるでしょう。
 
バナナやベリーミックス、レーズンなどのドライフルーツとの相性もバッチリです。お好みでハチミツやメープルシロップを入れてもおいしく食べれます。
 

スムージーに入れてナッツ風味仕上げに

 
バナナやりんご、キウイなど、お好みのフルーツにアーモンドミルクを合わせたスムージーもおすすめ!アーモンド独特の香ばしさと牛乳よりすっきりとした飲みごたえが特徴的です。
 
ダイエット目的で毎日スムージーを飲む人は牛乳よりも低カロリーなアーモンドミルクに置き換えてみましょう。
 

アーモンドミルクの知っておきたいデメリット・注意点

 
アーモンドミルクを選ぶメリットはたくさんありますが、一方でデメリットや注意点もあります。2つのことを確認したうえで、アーモンドミルクを飲みましょう。
 

飲み過ぎによって骨粗鬆症のリスクが高まる

 
アーモンドミルクに豊富に含まれるビタミンEを過剰摂取することで、骨粗鬆症になるリスクが高まることが分かっています(7)。骨粗鬆症とは骨の密度が低下することです。骨の変形や骨折の原因であると考えられており、できるだけ避けたい症状です。
 
そこで、厚生労働省では日本人の食事摂取基準(8)で1日あたりのビタミンEの摂取量を以下のように定めています。
 
<成人のビタミンE摂取の目安量>

男性 7.0mg
女性 6.5mg

 
市販されているグリコの「アーモンド効果」200mlには1日分のビタミンEが入っていると明記されています(9)。毎日アーモンドミルクを飲むのであれば、コップ1杯程度にとどめるよう注意しましょう。
 
(7)ビタミンEの過剰摂取と骨粗しょう症|日本薬学会環境・衛生部会
(8)日本人の食事摂取基準|厚生労働省
(9)アーモンド効果|グリコ
 

ナッツアレルギーを持ってるとアナフィラキシー症状を起こす可能性がある

 
牛乳や大豆よりもアレルギーが起きにくいと言われていますが、アレルギー体質の人やナッツアレルギーを持つ人は要注意です。
 
とくにナッツアレルギーを持つ人は、アーモンドミルクでもアレルギー反応が出るかもしれません。アナフィラキシー症状が出ると命の危険があるため、血液検査を受けるなど不安を解消してから摂取しましょう。
 

アーモンドミルクを選ぶポイント

 
アーモンドミルクを選ぶポイント
 
栄養価が高く、美容や健康に良いとされるアーモンドミルクですが、より体に良い商品を選ぶためには2つのポイントを押さえておきましょう。
 

甘味料ゼロである

 
甘味料不使用のアーモンドミルク選ぶことで、カロリーを抑えられます。美容や健康に気を使ってアーモンドミルク を選んでも、砂糖やハチミツの入っているものを常用的に飲むと効果は半減です。
 
しかし、ストレートでは飲みにくいと感じるのであれば、キャラメルやチョコレートなどのフレーバー付きを試すのも良いでしょう。期待する効果に合わせて甘味料の有無をチェックしてください。
 

無添加・オーガニックである

 
健康や環境を考慮してアーモンドミルク を選ぶのなら、無添加・オーガニックの商品を選びましょう。
 
本来体に不要な添加物が入っていたり、化学肥料・農薬が使われていたりすると、心から安心して飲めるドリンクとは言えません。また、土俵や環境への配慮も気になります。
 
体と地球に良いものを選ぶのであれば、無添加でオーガニックな商品を選びましょう。
 
 

挑戦したい!おすすめのアーモンドミルク商品

 
アーモンドミルク商品を調べると、たくさん出てきてどれを選べば良いか分からない人もいるかもしれません。そこで、アーモンドミルクのおすすめの商品を3つご紹介します。
 

アーモンド効果 砂糖不使用(江崎グリコ)

 
アーモンド効果

出典:江崎グリコ公式サイト

 
江崎グリコのアーモンド効果は、スーパーやコンビニでも取り扱われていて購入しやすい商品です。CMも流れているので、「アーモンドミルクをアーモンド効果で知った」という人もいるでしょう。
 
さまざまなフレーバーが出ていますが、おすすめは砂糖やはちみつを使っていないアーモンド本来の香ばしさを楽しめる「砂糖不使用」です。すっきりとした飲み心地で料理にも使えます。
 

無添加濃いアーモンドミルク 砂糖不使用(筑波乳業)

 
濃いアーモンドミルク

出典:筑波乳業公式サイト

 
筑波乳業の濃いアーモンドミルクは、国産で初めて無添加にこだわった市販タイプの商品です。筑波乳業のナッツ専門工場で選別され、成分を濃いまま抽出されています。
 
素材が引き立ち、アーモンド本来の味わいをしっかりと楽しめます。黒糖やてんさい糖入りの商品もありますが、砂糖不使用であれば料理やコーヒーに使いやすいです。
 

有機アーモンドドリンク(THE BRIDGE)

 
Almond drink

出典:SUPER DELIVERY公式サイト

 
THE BRIDGEの有機アーモンドドリンクは、良質な有機アーモンドが使用されている風味豊かなオーガニック商品です。THE BRIDGEの商品は有機栽培で育てられた原材料を使用して、オーガニック認定団体ICEAによってオーガニック認定を受けています。
 
原材料にまでこだわりたいのであれば、おすすめの商品です。砂糖不使用の商品を選べば、料理や製菓にも使えます。
 

さいごに。植物性由来のミルクを選んで環境負荷軽減に貢献しよう

 
アーモンドミルクとはアーモンドを水に浸し、攪拌して絞ったドリンクのことです。牛乳と比べて低下カロリーでコレステロールも含まれないことから、置き換えダイエットとして注目されています。
 
美容や健康に良いとされる一方で、環境負荷を軽減できることにも大きなメリットです。一人一人が牛乳から植物性由来のミルクに変えていくことが地球の未来へつながります。
 
積極的にアーモンドミルクや豆乳などの植物性由来のミルクを選び、環境負荷を減らす選択をしましょう。
 
それでは、最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

               
ライター:Mai Yasumochi
すべての人や動物、植物が笑顔になれる世界を目指して、日々執筆。日常のエシカルな選択や情報発信がサスティナブルな地球を創ると信じています。現在、ヴィーガン生活を実践中!
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