植物の力で半永久的に発電!「botanical light」が未来を変える一手に

サスティナブル

植物を用いた空間演出を手掛けるグリーンディスプレイ株式会社が東京三宿にあるショールームをリニューアルしました。
 
ショールームに展示されていたのは、先進的な技術を植物に応用した製品の数々。
 
まだ実験段階中で、実用化は先になるとのことですが、未来を変えるような技術が詰まっていることは確かです。
 
当記事では、その「botanical light」の特長と可能性を紹介できればと思います。
 

植物のエネルギーだけで発電する「botanical light」

 
「botanical light」とは、植物と共存する微生物が生体活動をする際に放出されるマイナスの電荷を拾って、電力に変換する技術のことです。ボタニカルライトの仕組み

 
「botanical light」を使えば、電極を土の中、もしくは水の中に埋めるだけで、電力を作ることが可能になるので、作業は簡単な上に、景観を損なわないことが特長です。
 
現在は4Vまでの電圧に変換することが可能で、電灯として利用する以外にも、イルミネーション、スマホの充電、ファンを回すなどのケースで利用できます。
 
また、研究実験が進めば、下記の可能性も秘めているとのこと。 

  • 休耕地などの有効活用
  • 空き地や庭への導入で、夜道を明るく照らし、防犯対策として
  • 停電や災害時の非常電源として

 
植物の力で発電することが可能なので、その応用範囲は広く、未来に期待が持てる新技術と言えるのではないでしょうか?
 

「botanical light」が革新的な2つの理由

 

「botanical light」には注目されるべき2つの理由がありますが、いずれも自然との共生という文脈に即しているのが特徴です。
 

植物がいれば、半永久的に発電可能

 
夜に輝くボタニカルライト

夜に輝くボタニカルライト

 
「botanical light」の発電に必要なのは、植物が発するマイナス電荷のみ。つまり、植物が元気であれば、天気などに関係なく半永久的に発電が可能です。
 
そのため、冬はイルミネーションの演出に、他にも季節や演出に合わせて風・ミスト・照明など、形を変え、電力を利用できます。  

 

地球や生物に優しい

 

地球や生物に優しいのも「botanical light」の特徴の1つ。
 
マイナス電荷から電力を生成した際に排出されるのが水のみである点が、「地球と生き物に優しい」を可能にさせます。
 
つまり、非常にクリーンなエネルギーであるのも、「botanical light」ならではなのです。
 

丸の内ストリートパークでのユースケース

丸の内でのボタニカルライト

 
1つ実際の活用事例を紹介します。
 
丸の内ストリートパークでは、ビオトープに「​​botanical light」とメダカを導入。
 
メダカが排出したフンを微生物が栄養として取り込み、マイナスの電化を放出します。そのことにより、植物のみの場合よりも発電が安定したとのこと。
 
このことから「​​botanical light」は電力を発するのみならず、水質や土壌の浄化効果があることが判明。
 
植物単体よりも、他の生物と交わった際に、より効果を発揮するのは、有機的な繋がりが見えて面白いのではないでしょうか。
 

さいごに。

 
ボタニカルライトの仕組み

三宿のショールームにて

 
今回は、注目の技術であるグリーンディスプレイの「​​botanical light」を紹介しました。
 
製品化はまだですが、植物があれば半永久的に近い電力供給が可能で、地球や生物にも優しい「​​botanical light」は、将来の注目技術であることは間違い無いでしょう。
 
当メディアでも、引き続き注目し、動向を追っていければと思います。
 
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。
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