アースオーバーシュートデーとは?私たちは地球の資源を使い果たしています。

サスティナブル

環境に関する単語として、目にする機会が増えたアースオーバーシュートデー。
 
言葉として聞いたことはあるものの、正確にどのような概念なのかは存じ上げない方も多いのではないでしょうか。
 
当記事では、アースオーバーシュートデーがどういう概念かを説明した上で、年々早まる原因を解説。最後には、私たち 1人ひとりが取れる対策をシェアいたします。
 
もちろん私たち編集部も完璧というわけではありませんが、私たちが住む地球の現状を知って、共に責任ある行動をとるきっかけになれば幸いです。
 

アースオーバーシュートデーとは?

アースオーバーシュートデーとは、1年の間で、地球が生産できる資源の量を消費した資源の量が上回った日のことを指す概念です。

*オーバーシュートとは、通り越すや超えるを意味する英単語。

 
専門的な言葉を使うと、バイオキャパシティをエコロジカルフットプリントが上回った日とも言えます。
 
資源利用のオーバーシュートは1970年代に始まっており、それ以来私たち人類は、いわば未来の資源を前借りして使っている状態。
 
また、アースオーバーシュートデーは毎年早まっており、2020年に関しては8月22日にアースオーバーシュートデーを迎えました。
 

日本のアースオーバーシュートデーはいつ?

日本は、世界的に見ても多くの資源を使っている国です。
 
そんな日本単体で見た時のアースオーバーシュートデーは、5月12日。6ヶ月以上を残して、すでに資源の赤字状態です。
 

私たちが送っているのは地球1.7個分の暮らし

アースオーバーシュートデーは、地球1個分の暮らしを超えた日ということもできます。
 
実際に私たちは地球1.7個分の暮らしを送っていると言われていて、これを地球1個分に戻さないと、孫の世代や、孫の孫の世代に悪影響を与えるのは言うまでもありません。
 

アースオーバーシュートデーが早まる原因は?

2020年は8月22日に迎えたアースオーバーシュートデーですが、アースオーバーシュートデーが早まる原因は一体何なのでしょうか。
 
主に考えられる原因は、温室効果ガスの排出過多。森林伐採によるバイオキャパシティ(生物生産力)の低下。生物多様性が損失による生態系の崩れ。
 
この辺りは、想像が付く範囲かと思いますが、実は食肉文化も大きく加担しています。私たちの想像以上に、牛を育てることは環境に大きな負担を与えているのです。
 
牛がゲップによって出すメタンガスはCO2の20倍もの温室効果がありますし、アマゾンの熱帯雨林の91%が消失したのは牛の放牧のための土地を確保するため。
 
また牛は、餌である穀物や水も大量に消費し、1キロの牛肉を生産するのに必要な穀物の量は11キロ、水は2万600リットル必要だとされています。
 
実は温室効果ガスを排出している産業の1位は畜産業で、その量は全体の25%にも達します。これは、よく槍玉に挙げられる飛行機、電車、自動車などを含む交通機関の14%より遥かに高いのです。
 

対策法はあるのか?私たち1人ひとりにできることは?

オーバーシュートの対策アクションを紹介
これだけ巨大な問題なので、アースオーバーシュートデーを遅らせる、もしくはこの世からなくすには、私たち1人ひとりの行動を変えるといった対策が重要です。
 
1人ひとりのが取れる対策としては、以下が挙げられるでしょう。
 

・牛肉を食べる量を減らすこと(フレキシタリアン
・車ではなく、自転車に乗ること
・自然再生エネルギーを積極的に使うこと
・環境に配慮された商品を購入する(エシカル消費
・レジ袋などの使い捨てプラスチックを利用しないこと(プラスチックフリー
フードロスをなくし、資源を最大限に活用すること
・服は長く着れるものを購入すること

挙げるとキリがないですが、私たち消費者ができる対策は多くあります。
 
編集部も全てができているわけではないので、偉そうに言うつもりはありませんが、1人ひとりの小さなことの積み重ねが重要なのです。

 

さいごに。

当記事では、アースオーバーシュートデーに関して解説してきましたが、いかがでしたか。
アースオーバーシュートデー並びに資源の使いすぎは、他の誰でもなく、私たち、そして私たちの子孫に大きな影響を及ぼします。
 
孫にどんな地球を見せたいですか?孫の孫はどうですか?
 
重要なことなので、繰り返し述べますが、この状況は私たち1人ひとりの行動を変えることでしか、大きな転換は望めません。
 
あなたがアースオーバーシュートデーと言う概念を知ったように、まずは知ることから全てが始まります。明日から1つでもアクションを実践してみてください。そして友人や家族、同僚と対話を取ってみてください。
 
それでは最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
 

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。
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