スタバの環境配慮店舗「Greener Stores」日本第一号店がオープン

サステナブル

出典:Starbucks Stories Japan
 
2021年11月29日にスターバックスの環境配慮型店舗「Greener Stores」がオープンしました。2018年から北米で展開している「Greener Stores」ですが、日本では皇居外苑 和田倉噴水公園店が第一号となります。
 
当記事では、「Greener Stores」で行われる取り組みを紹介。
 
環境配慮型の店舗だからこそのこだわりがあると言いますが、それは何なのでしょうか。
 

12月1日にオープンした「Greener Stores」日本1号店

 
皇居を走るランナーや自然の癒しを求める人が集まる皇居外苑 和田倉噴水公園店にオープンした日本第一号の「Greener Stores」。
 
より環境負荷が低い店舗のための国際認証「Greener Stores Framework(グリーナー ストア フレームワーク)」を取得した同店が取り組むサスティナビリティは以下の5つ
 

  • Reuse & Respect
  • デジタルフードメニュー
  • 国産の木材を使用
  • アップサイクルで作られたアートや照明
  • 自然と環境配慮ができる仕掛け

 
1つずつ見ていきます。
 

Reuse & Respect

 
リユースアンドリスペクト出典:Starbucks Stories Japan
 
店舗から出る廃棄物を減らす取り組みがこの「Reuse & Respect」。
 
店内ではマグや樹脂製のグラスで提供し、持ち帰り(TOGO)には、マイボトルやマイタンブラーの持ち込みを呼びかけます。マイタンブラーなどを持っていない場合は、リユーザブルカップの購入が可能です。
 
また、丸の内エリアの10店舗で利用できる「借りるカップ」プログラムも利用できます。
 

デジタルフードメニュー

 
デジタルフードメニュー出典:Starbucks Stories Japan
 
「Greener Stores」では、商品の陳列をしない、デジタルフードメニューを採用。賞味期限切れによるフードロスの削減が見込めます。
 

国産の木材を使用

 
国産木材の空間出典:Starbucks Stories Japan
 
店内のテーブルや椅子などは全て北海道や東北地方の国産木材を使用。
 
長い年月をかけて育った木材の歴史を感じ、安らぎながらコーヒーを楽しむことができます。
 

アップサイクルで作られたアートや照明

 
アップサイクルのアート出典:Starbucks Stories Japan
 
「Greener Stores」では、廃棄される予定だった漁網やコットンキャンバスをリメイクしたアートが並びます。
 
また、照明には、役目を終えた蛍光灯の蛍光管から取り出したガラスを素材にしたものを使用。
 
廃棄物を出さずに、店内のデザインを施しているのも特徴的です。
 

自然と環境配慮ができる仕掛け

 
WOTAとの協業で水の循環を実現出典:Starbucks Stories Japan
 
他にも「Greener Stores」では、ゴミ分別の促進や、自律分散型水循環システムを開発する「WOTA」と協業で、使う水の98%以上を循環利用し、水の使用量を減らす取り組み。
 
さらには、CO2を吸収できるタイルの使用、店舗の外に給水スポットを設置するなど、様々な仕掛けがあります。
 
使用される電力も再生可能エネルギーを導入。
 
サスティナビリティハブとして、環境保護に関する先進的な取り組みを数多く体験することが可能です。
 

「Greener Stores」とは?

 
2018年から北米で展開している「Greener Stores」は、SCS Global Services、世界自然保護基金(WWF)などの専門機関と共同で構築されたフレームワークです。
 

従来の店舗と比較して、CO2排出量を約30%、水の使用量を約20%削減することを実現。
 
2018年に始まったGreener Storesは北米では2,300店舗超えており、年間3万世帯以上が使用する電力に匹敵する量の節電と、49億リットル以上の節水が行われています。
 

さいごに。サスティナビリティを考えるきっかけとして

 
スタバのプラネットポジティブに注目
 
当記事では、スターバックスが進める「Greener Stores」日本一号店を紹介し、その取り組みを見てきました。
 
このようにサスティナビリティに配慮している同社ですが、押し付ける形にはしたくなく、いつも通り空間やコーヒーを楽しんでもらう中で、サスティナブルな取り組みが自然と行われている、「調和」を大事にしているとのことでした。
 
積極的にサスティナブルな取り組みを続けるスターバックスから目が離せません。
 
それでは、最後までご覧いただき誠にありがとうございました。
 

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの初代編集長。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることがミッション。
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