フードロスを削減する4つの方法と、利用できるサービス3選

ゼロウェイスト

​​まだ食べれるものが捨てられることをフードロスと言いますが、日本では年間で612万トン。世界で13億トンも発生しており、大きな問題たとされています。
 
フードロスを削減するには、私たち一人ひとりの取り組みが欠かせません。
 
そこで当記事では、フードロスを削減するための方法を4つ、そしてフードロス削減に繋がるサービスを3つ紹介します。
 
少しでもみなさんがフードロスを削減するための参考になれば嬉しいです。
 
フードロスに関して詳しくはこちら
 

フードロスの背景

 
日本では年間612万トンものフードロスが発生していると言われています。フードロスは、まだ食べられるものが捨てられることを言います。
 
フードロスは食品が無駄になるだけではなく、生産や廃棄により、大気に二酸化酸素放出や、水や土地などの資源を過剰に使用することにも繋がっているんです。
 
実際、世界では食品廃棄物のカーボンフットプリントは、年間で大気中に放出されるGHG(温室効果ガス)は推定で33億トン。
 
フードロスを減らすことが環境保護に繋がるため、アクションを起こすことが重要です。
 

フードロスが起こる理由

 

フードロスの原因
 
ここでは、フードロスが起こる理由を消費者に届くまでと、家庭内での2つで見ていきます。
 

3分の1ルールの存在

 
販売過程でフードロスが起こる大きな原因は日本独特の商慣習3分の1ルールに起因します。
 
3分の1ルールとは、製造者(メーカー)と販売者(小売)と消費者が、賞味期限を3分の1ずつ分け合う考え方に基づくもの。賞味期限を分け合え得られない場合、棚からその商品を撤去し、食品を廃棄物して処理するのです。
 
賞味期限が6ヶ月だとすると、製造者は製造から2ヶ月(6ヶ月の3分の1)以内に販売者に納品し、販売者は製造から4ヶ月をすぎても購入されない場合は棚からその商品を撤去し、返品されます。
 

フードロスの約半分は家庭から

 
消費者庁によれば、フードロスの約半分は家庭内から発生しているとのこと。
 
私たち消費者も買いすぎ、作りすぎ、食べ残しや賞味期限や消費期限により、食べれるものを廃棄しまうということです。
 

フードロスを削減する4つの方法

 
家庭からのフードロスを削減するために、私たちが簡単に家でできるフードロス削減方法を紹介します。
 
フードロスを防ぐ対策は、買い物に行く前から始まります。
 

買い物する前に、食材を確認する

 
チェックリストの作成
 
まずは家にあるものを事前に把握しましょう。無駄な食材を買わないことが、フードロスの削減に繋がります。
 
確認し、必要なものをリストアップしてから買い物に出かけると良いでしょう。
 

空腹で買い物をしないこと

 
買い物リストを持つと同時に、お腹を満たしてから買い物に行くこともフードロスを削減するアクションの1つです。
 
理由は、お腹が空いていると衝動買いをしやすいと言われているため。
 
フードロスを減らすためには、無駄なものを買わないことが一番なので、なるべく空腹で買い物に行くことは避けましょう。
 

食材を使い切る

 
ホールフードを実践すること
 
買った食材はなるべく使い切ることでフードロスを削減できます。
 
本当は食べられるのにもかかわらず、捨てられることが多いのが以下の部位。

  • 大根・にんじん・ごぼう・生姜の皮
  • トウモロコシ・ブロッコリー・キャベツの芯
  • ピーマン・かぼちゃの綿や種

これらの食材を使い切る工夫としては以下が挙げられるでしょう。

  • 調理方法工夫する
  • 圧力鍋で煮込む
  • ミキサーにかける
  • だし汁にする

最近は、丸ごと食べるホールフードが注目を集めているので、この際に工夫するのを楽しんでみてはいかがでしょうか。
 

保存方法を工夫して、長持ちさせる

 
保存方法を工夫することで、食材を長持ちさせることも可能です。
 
方法としては、小分けにして冷凍保存する、または漬物として保存するなどが挙げられるでしょう。
 
また、野菜を長持ちさせる「FOOD HUGGERS」という商品もあるので、気になる方はぜひ試してみてください。
 
購入はこちら

 

フードロス削減商品

 
ここまで、家庭でできるフードロスを削減する方法を紹介してきました。世の中には食べることがフードロス削減に繋がる商品もあるので、2つ紹介します。
 

ZENB

 
 
「ZENB」は食材の皮から種まで利用した食品を提供するブランド。
 
自然の恵みをまるごと全部利用することで、今解決できていない社会問題を背景にサステナブルな食糧生産を考えた製品です。
 
詳細はこちら
 

HenoHeno

 
瞬間冷凍技術が可能にするヘノヘノ
 
「HenoHeno」は廃棄予定のフルーツを特殊な冷凍技術でおいしく保存した冷凍フルーツ。

冷凍販売することで本来捨てられていたフルーツが、商品となることで、生産者に売り上げを貢献します。

また、特殊な冷凍技術によって栄養素が一番高い状態でフルーツを保存できるため、消費者に美味しくて体にもいいフルーツを提供しているサステイナブル取り組みの商品です。

詳細はこちら
 

フードロス削減に貢献するプラットフォーム3選

 
最後に、利用することがフードロスに繋がるプラットフォームを紹介します。使ったことはぜひ試してみてください。
 

ロスゼロ

 
「ロスゼロ」では、メーカーが廃棄する食べれる食品を仕入れて消費者にお得に販売しています。また、国内だけではなく国外の珍しい商品も販売しているため、一度サイトを見てみてください。
 

もったいない市場

 
「もったいない市場」では賞味期限間近、もしくは賞味期限が切れているが安全に食べられる商品を割引価格で販売しています。
 

TABETE

 
「TABETE」は店舗で販売されている食品で、フードロスになりそうな食品を必要とする消費者と繋げるフードロス削減アプリです。
 
アップルストアやGoogleプレイでダウンロード可能です。
 

さいごに。

 
当記事では、フードロスの現状を説明し、私たちがフードロス削減のためにできることを紹介してきましたが、いかがでしたか?
 
フードロスを削減することは環境問題の改善にも繋がりますので、ぜひ当記事で紹介したことを、できることから試してみてください。
 
また、Instagramでも「地球一個分の暮らし」をテーマに日々情報発信をしております。最新情報を見逃したくない方はぜひ、フォローしていただければと思います。
 
それでは、最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。

               
ライター:Thiri Yazawa Zaw
私たちに引っ越せる地球は存在しない。だからこそ、小さな行動を大きな変化に繋げるため、日々自分ができるエシカルな選択を実践中。
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