ワールドクリーンアップデー|ゴミ問題は私たちが考えている以上に深刻です。

ゼロウェイスト

2020年の9月19日はワールドクリーンアップデーです。
 
Ethical Choiceを運営するEXIDEAでも、ECOALFさん主催のクリーンアップイベントへの参加を予定しております。
 
日本で育った方からすれば、学生生活の中では自分で掃除をした経験もあるでしょうし、街はゴミは落ちておらず、きれいなのが当たり前かも知れません。しかし、世界を見渡せば、海洋プラスチックゴミをはじめとするゴミの問題があるのは事実です。
 
今回は、ワールドクリーンアップデーの特集として、ゴミ問題にフォーカスを当てて、問題の現状と、その中で私たちができることを紹介したいと思います。
 

ワールドクリーンアップデー(World Cleanup Day)とは

ワールドクリーンアップデーとは、2008年にエストニアで行われた、森林をきれいにする運動から始まった市民運動です。
 
Let’s Do It 2008と呼ばれたこのクリーンアップイベントは、一日で5万人を動員し、1万トンものゴミを除去しました。
 
今では、世界的なクリーンアップイベントとなっており、昨年の2019年には、180もの国で、2120万人が参加、82,280トンものゴミを集めています。
 

ゴミ問題の現状

海洋ゴミとプラスチックゴミ問題
要は、ワールドクリーンアップデーは、みんなでゴミを拾って街を、森を、世の中をきれいにしようよ!という活動なのです。世界でもトップクラスに街がきれいな日本に住む方にとっては、ゴミの問題というのはそれほど深刻さをリアルに感じないかも知れません。
 
しかし、自分が捨てたゴミがどこに行って、どうやって処分されるかを考えたことがある方や知っている方は少ないかと思います。
 
実際に、筆者も実際にどうなっているかを知っている訳ではないので、人のことは言えないでしょう。
 
ただ、事実として、毎年海には800万トンのプラスチックゴミが流れています。800万トンというと途方もない数字で、実感が湧かないかも知れませんが、ジャンボジェット5万機分、東京スカイツリー222基分と同じ重量といえば、その深刻さがわかりやすいのではないでしょうか。
 
このペースでプラスチックゴミが増え続けると、2050年には海にいる魚の量よりもプラスチックゴミの量の方が多くなると言われています。そして、実際に食物連鎖の過程で私たち人間も、1週間にクレジットカード1枚分(5g)のマイクロプラスチックを摂取していると、最近の研究で明らかになっているのです。
 
つまり、ゴミ問題は世界のどこかで起こっている問題なのではなく、私たちの健康や社会にも関係のある問題だということです。
 

ゼロウェイストの考え方

このように増え続けるゴミをのことを考える際、リサイクルすれば良いのでは?と思われる方も多いでしょう。
 
しかし、リサイクルはゴミを減らすための5R(詳しくは後述)でいう最後の手段で、ゴミ問題の解決策としては弱いものです。
 
そもそもゴミを出さないゼロウェイスト、もしくは、資源を採掘し、商品に加工して、使って、最終的に捨てるという一方通行ではなく、資源が循環し続けるサーキュラーエコノミーの考え方が重要です。
 
話を戻しますと、リサイクルが最終手段なのは、リサイクルされたプラスチックの半分以上は、サーマルリサイクルといって、燃やした際に生じるエネルギーを回収し、そのエネルギーで発電などをするために利用しているため。
 
要は、リサイクルされていても結局は燃やされていて、それは温室効果ガスを発生させていますし、有害物質も発生させていて、生態系にも悪影響を及ぼすというわけです。
 

私たちにできる5Rとは?

ゼロウェイストの5R
上記で述べたゼロウェイストは、私たち消費者が取れるもっとも有効な取り組みです。
 
ここでは、ゼロウェイストを支える5Rの取り組みを紹介していきたいと思います。
 

Refuse:不要なものはもらわない

まずは、もらわないことから始めましょう。
 
レジ袋、ストロー、割り箸、フォークやスプーンなど、特に一度使ったら捨ててしまうような、使い捨てのものは断ることが先決です。

 

Reduce:ゴミを減らす

食べられないけど、お得だからついでに買う。着るかわからないけど、バーゲンだし買っとこう。このように必要のないものの購入の減らす必要があります。
 

本当に食べ切れるか、その服は10年着れるのか、購入を決める前に自問自答してみましょう。
 

Reuse:再利用する

自分が使えなくなったものは、誰かが必要としているものかも知れません。
 
ゴミだとして捨ててしまうのではなく、フリマアプリに出す、人にあげるなどをまず考えましょう。
 
それでもダメなら、服は雑巾にして使うなどダウンサイクルを行うことをおすすめします。
 

Repair:修理して長く使う

一度壊れたらまず修理できないか検討しましょう。修理して長く使うことができればゴミは出ませんし、多くの場合財布にも優しいものです。
 
さらに、新しいものを買う必要もなく、環境にも負荷を掛けないので、一石二鳥ですよ。
 

Recycle:資源として再利用する

上記の4つのRがダメならリサイクルに出しましょう。資源として再利用するのです。
 
ただ、先述のように、リサイクルの半分以上はサーマルリサイクルですし、リサイクル率は100%ではないので、最終手段だと考えることが重要です。
 

ワールドクリーンアップデーをきっかけにゴミ問題を見直しましょう

当記事では、ワールドクリーンアップデーに関して解説した上で、ゴミ問題の現状や、私たちが取れる5Rのアクションに関して解説してきましたが、いかがでしたか。
 
繰り返しになりますが、ゴミ問題は私たちが考えている以上に深刻です。
 
ワールドクリーンアップデーに参加することは全てではないですし、むしろ1日だけのイベントなので、インパクトとしては小さいでしょう。
 
それでも、ワールドクリーンアップデーのようなイベントを通じて、私たちが人類共通で抱えている問題は再確認するきっかけにし、1人ひとりが小さなアクションを取れることが重要だと思います。
 
この記事が、1人でも多くの方が5Rを実践し、少しでもゴミを減らすアクションに繋がれば幸いです。
 
それでは、最後まで読んでいただき誠にありがとうございました。
 

               
ライター:Sohshi Yoshitaka
Ethical Choiceの事業責任者。2030年までに地球が持続可能になる土台を、ビジネスを通して作ることが現在のミッション。
クリップボードにコピーしました。